・ハミルトン、オランダGP決勝前のダブルイエロー違反で次戦5グリッド降格
・通常は10グリッドだが、減速の試みが認められ軽減措置に
・フェラーリのホーム、イタリアGPモンツァで厳しいスタートを強いられる
F1第16戦イタリアGPで、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が5グリッド降格ペナルティを受けることが決まった。F1オランダGPの決勝前に行われたレコノサンスラップで、ダブルイエローフラッグに関する違反があったと判断されたためだ。
ハミルトンはザントフォールトで行われた決勝レース序盤、雨で滑りやすくなったターン3の名物バンクでマシンをコントロールできずクラッシュ。続いてチームメイトのシャルル・ルクレールも同じコーナーでアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)と接触し、フェラーリはダブルリタイアに終わっていた。
スチュワードの報告によれば、レースディレクターは決勝前に「ピットレーン入口手前の最終コーナーではダブルイエローフラッグが振られる」と全チームに通達していたという。これはグリッドやピットレーンでの安全確保を目的とした措置だった。
FIAが解析したテレメトリーデータでは、ハミルトンは通常より約20km/h減速し、スロットル開度を10〜20%抑え、さらに70m手前でブレーキングを開始していた。しかしスチュワードは「ダブルイエローで要求される『大幅な減速』には不十分」と判断。また、複数回のレコノサンスラップを行った場合に義務づけられる「ピットエントリーを大幅に減速して走行すること」にも違反していたと結論づけた。
通常、この種の違反は10グリッド降格が科されるが、スチュワードは「減速の試みが見られた」ことを考慮し、軽減措置として5グリッド降格とした。
フェラーリにとってシーズン2度目のホームレースとなるモンツァで、ハミルトンは予選順位から5つ下がってスタートを強いられることになる。