F1、2026年スプリント全6戦を発表 上海、マイアミに加えシルバーストン復帰&3会場が新加入

2025年09月16日(火)20:53 pm

記事要約


・F1とFIAが2026年のスプリント開催地6カ所を発表

・上海、マイアミに加え英・加・蘭・シンガポールが新規開催

・スプリント人気は視聴率向上で裏付け、首脳も効果を強調


F1とFIAは2026年シーズンに実施されるスプリント開催地を発表、全6戦のスケジュールが明らかになった。上海とマイアミは継続、シルバーストンは復帰、モントリオール、ザントフォールト、シンガポールの3カ所が新たに加わる。

■2026年スプリント開催地

2026年は新レギュレーション元年となり、スプリントフォーマット導入6年目を迎える。シーズン最初のスプリントは上海で行われ、その次にマイアミが続く。シルバーストンは2021年の初開催以来の復帰となり、モントリオール、ザントフォールト、シンガポールは初めてスプリントを開催する。

■2026年スプリント日程

・3月13日〜15日:中国GP(上海)
・5月1日〜3日:マイアミGP(アメリカ/マイアミ)
・5月22日〜24日:カナダGP(モントリオール)
・7月3日〜5日:イギリスGP(シルバーストン)
・8月21日〜23日:オランダGP(ザントフォールト)
・10月9日〜11日:シンガポールGP(シンガポール)

■人気拡大を裏付ける視聴データ

スプリントは金曜日にスプリント予選、土曜日にスプリント決勝が行われるため、週末を通してファンにとって見どころが増える。2024年のスプリント開催週は非スプリント週に比べて平均視聴率が10%高く、2025年序盤も上昇傾向が続いている。たとえば2025年F1中国GPスプリントでのルイス・ハミルトンのフェラーリ初勝利は前年と比べてF1のトップ15市場全体で視聴者数が84%増加した。ランド・ノリスが優勝したマイアミGPスプリントは2,660万人の視聴者数を記録し、昨年比で18%の増加となった。

今年のベルギーGPスプリントではマックス・フェルスタッペンが優勝、2024年にヨーロッパで開催されたスプリントと比較すると、ドイツ(+40%)、フランス(+42%)、中国(+182%)、アルゼンチン(+9%)など、伝統市場と成長市場の両方で視聴率が大幅に上昇した。

■F1とFIA首脳のコメント

F1のステファノ・ドメニカリCEOは「スプリントは導入以来ポジティブな影響と人気を拡大し続けています。新レギュレーション初年度に3つの新会場が加わることは、さらにドラマを生み出すでしょう」と語った。

FIAのモハメド・ビン・スライエム会長も「スプリントは世界中のファンにとって高強度で魅力的な要素になっています。新世代マシンが登場する2026年に向け、スプリントも進化を続けています」と述べた。

今年のベルギーGPから、ゲータレードがF1スプリントの公式パートナーとなっている。

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