・第72回マカオGPのフォーミュラ・リージョナル部門に、日本人7名が参戦。ホンダ・トヨタ育成勢が集結。
・ホンダ育成は加藤大翔1名、トヨタ育成は中村仁、梅垣清、鈴木斗輝哉、佐野雄城の4名。残る2名は独立系。
・マカオGPはFIA F3登竜門の国際レースで、今回はF4世界大会も同時開催。注目の若手が世界へ挑む。
今週末に開催される第72回マカオグランプリには、フォーミュラ・リージョナル(FR)部門に7名の日本人ドライバーが参戦する。伝統の市街地レースに、次世代を担う若手たちが集結する。
フォーミュラ・リージョナル部門に出場を発表しているのは以下の7名。
今季フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ(FRECA)参戦:
加藤大翔(ランキング7位)
山越陽悠(ランキング9位)
中村仁(ランキング10位)
りー海夏澄(ランキング14位)
今季フォーミュラ・リージョナル・ジャパン(FRJ)参戦:
梅垣清(ランキング1位)
鈴木斗輝哉(ランキング2位)
今季スーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)参戦:
佐野雄城(ランキング2位)
鈴木はスーパーGTと併催された今季FIA F4最終戦もてぎでチャンピオンを獲得したばかりで、その勢いをそのままマカオへ持ち込む。
フォーミュラ・リージョナル部門に出場するドライバーの年齢と、マカオGPでの所属チームは以下の通り。
加藤大翔(17歳、ARTグランプリ)
りー海夏澄(18歳、ARTグランプリ)
中村仁(19歳、R-ACE GP)
山越陽悠(19歳、エバンスGP)
梅垣清(17歳、ファン・アメルスフォールト・レーシング)
鈴木斗輝哉(18歳、トムス)
佐野雄城(18歳、トムス)
今回のマカオGPに挑む7名の内訳は、ホンダ育成1名、トヨタ育成4名、独立系2名という構成。各カテゴリーで鍛えられた若手たちが、来季FIA F3へのステップを見据えてマカオでの世界大会に挑む。
【ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)】
加藤大翔(今季FRECA 7位/来季FIA F3:ARTグランプリ)
【TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)】
中村仁(今季FRECA 10位/来季FIA F3:ハイテックGP)
梅垣清(今季FRJ 現在1位)
鈴木斗輝哉(今季FRJ 現在2位/今季FIA F4チャンピオン)
佐野雄城(今季SFL 現在2位)
【独立系ドライバー】
山越陽悠(今季FRECA 9位/来季FIA F3:ファン・アメルスフォールト・レーシング)
りー海夏澄(今季FRECA 14位/来季FIA F3:ARTグランプリ)
FRECAや国内フォーミュラシリーズで切磋琢磨してきた若手ドライバーたちが、世界屈指の難関レースで再び相まみえる。
マカオGPは初開催から70年以上の歴史を誇る伝統の国際レースであり、過去にはアイルトン・セナやミハエル・シューマッハ、佐藤琢磨らがF3世界大会であるマカオGPで優勝、若手の登竜門として知られる。2024年からはF3に代わり、フォーミュラ・リージョナルの世界大会として開催されている。
来季FIA F3へのステップを控える若手にとって、マカオでのレースは貴重な経験となるはずだ。日本勢7名の走りに注目が集まる。
また、FIA F4の世界大会も史上初めて開催される。参戦する日本人ドライバーは以下の通り。
佐藤樹(22歳、FIA-F4選手権ランキング2位)
佐藤凛太郎(19歳、フランスF4ランキング9位/HFDP所属)
中村紀庵ベルタ(17歳、イタリアF4チャンピオン)
今週末のマカオGPはYouTubeで配信される予定だ。