・フェルスタッペンは2026年規則とレッドブル不振への不満の中、F1引退も視野に将来を考えていると明かした
・勝負より楽しさを重視する姿勢を示し、F1を楽しめないなら家族や友人との時間を優先したいと語った
・発言の波紋が広がる中、ドメニカリとの会談説も浮上したが、メキースは速いマシンがあれば状況は変わると強調した
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2026年のレギュレーションとレッドブルの苦戦に対する不満が募る中、F1からの引退を検討していると公言した。
日本GPの舞台である鈴鹿で、フェルスタッペンは諦めにも似た表情を見せ、レース中、ピエール・ガスリーに追い抜かれた時でさえ、笑っていたことを明かした。
「ええ、彼に手を振りました。また時速50kmも遅くなってしまったんですから」と、4度の世界チャンピオンであるフェルスタッペンは語った。
「普通にオーバーテイクはできません。不可能ではないですが、その後、ストレートでバッテリーが尽きてしまいます。いつもイライラしていても意味がないので、笑うようにしているんです。でも、チェッカーフラッグまでの周回数を数えていました。あと15周、10周、5周!早く終わってくれ! で、ようやくレースが終わりました」
しかし、このユーモアの裏には、彼の将来に関する非常に重要なメッセージが隠されている。
「今後数週間か数ヶ月のうちに」と、将来について考えているかと問われたフェルスタッペンは答えた。
「人生は続いていきます。F1だけが人生ではありません。できることはたくさんあります」
フェルスタッペンは、問題の本質はパフォーマンスではなく、楽しむことにあると強調した。
「『それだけの価値があるのか?』と考えてしまうんです。F1を楽しめていない時は、家族と家で過ごす時間や友達と過ごす時間を増やした方がいいんじゃないか?と。今は100%の力を注いでいるつもりですし、努力もしています。でも、100%の力を出そうと自分に言い聞かせているやり方は、今の僕にとってあまりいい傾向ではないと思うんです。自分がやっていることを楽しめていないからです」とフェルスタッペンは話した。
元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは、フェルスタッペンの発言を真剣に受け止めるべきだと考えている。
「これは非常に重要なインタビューです。状況を変える必要があります。彼はとにかくF1に留まるべきです」
F1の首脳陣へのプレッシャーが高まる中、アルバースはフェルスタッペンがF1最高経営責任者(CEO)であるステファノ・ドメニカリと近々再び会談する予定であることをほのめかした。
「フェルスタッペンとステファノ・ドメニカリの会食が予定されていると聞いています」とアルバースは語った。
しかし、レッドブルF1のチーム代表ローラン・メキースは、レッドブル内部の状況はいたってシンプルだと明言する。
「速いマシンを与えれば、マックスははるかに幸せになるでしょう。プッシュして結果を出せるマシンを彼に与えれば、マックスもより一層満足してくれるでしょう。それが実際交わした会話のすべてです」とメキースは話した。
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