【F1バルセロナGP決勝&コメント】ハミルトン、フェラーリでGP初優勝!英国勢が表彰台独占 アントネッリは無念のストップ

2026年06月15日(月)8:27 am

記事要約


・ハミルトンが圧倒的な速さを発揮し、フェラーリ移籍後初のGP優勝、通算106勝目

・アントネッリはラッセルを攻略するも、直後にコース上でストップ

・アストンマーティン・ホンダはマシントラブルにより、ストロールとアロンソがリタイア


■ハミルトン、フェラーリ移籍後初優勝

F1バルセロナ・カタルーニャGP決勝で、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が勝利し、フェラーリ移籍後初優勝を飾った。2位にはジョージ・ラッセル(メルセデス)、3位にはランド・ノリス(マクラーレン)が入り、イギリス人ドライバー3人が表彰台を独占した。

気温31℃、路面温度52℃、湿度30%という高温コンディションで行われた決勝は、タイヤの摩耗が大きな焦点となり、各車は2ストップ3ストップと戦略が分かれる展開となった。ポールポジションのラッセルはミディアムタイヤ、フロントローのハミルトンはソフトタイヤを選択。アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とノリスが2列目から続き、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)はピットレーンからスタートした。

■序盤からタイヤ戦略が焦点に

序盤はラッセルとハミルトンが好スタートを決める一方、アイザック・ハジャーは大きく順位を落とした。ミディアムタイヤのシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)と激しいバトルを繰り広げてオーバーテイク。各車が早い段階からタイヤ交換に動く中、フェルスタッペンはソフトタイヤでS1ベストタイムを出すが、その後タイヤに苦しんでいると無線で訴えた。

レース中盤にはメルセデス勢がトップ争いを展開した。アントネッリはラッセルを追い詰め、「僕の方がペースがあります」と無線でアピール。チームはラッセルにペースアップを促す一方、アントネッリにはトラックリミット違反が近いとして、慎重な走行を指示した。

■VSCで流れをつかんだハミルトン

ハードタイヤで挑んだアロンソは、ボッタスをオーバーテイクする場面もあったが、その後アロンソは、ターン9でストップし、VSCが導入された。このタイミングで各車が続々とタイヤ交換に入り、ハミルトンはラッセルの前、トップでコースに復帰。「一番前だよ!よくやったみんな!」と無線で喜びを見せた。

ハミルトンはその後もファステストラップを更新するなど、終盤にかけて圧倒的な速さを発揮した。

一方で、終盤には波乱も相次いだ。アントネッリはラッセルをオーバーテイクした直後にコース上でストップ。ルクレールも「パワーステアリングを失った」と無線で訴え、スロー走行でピットへ戻った。ハミルトンにはステイアウトの指示が出され、タイヤ交換せず、そのままトップでチェッカーを受けた。

■ハミルトン「まだ終わっていません」

ハミルトンはレース後、「僕を信じてこのチームに連れてきてくれたフレッドに、本当に大きな“グラツィエ”を伝えたいです。戦略も良かったです。すごく努力して、ここまで来ました。まだ終わっていません」と語った。

2位のラッセルは「メルセデスで一緒に過ごし、ハミルトンを見てF1を学びました。彼は本当に懸命に取り組んでいますし、この結果に本当に値するので、心からおめでとうと言いたいです」とコメントした。

3位のノリスは「まず最初にルイスを祝福したいです。表彰台に戻れてうれしいです。追いつきたい、努力を重ねていく必要があります」と振り返った。

■アストンマーティン・ホンダは2台リタイア

アストンマーティン・ホンダ勢は厳しいレースとなった。ランス・ストロールは序盤にギアボックスの問題でガレージへ戻り、リタイア。アロンソもバッテリーの問題でリタイアした。

そのほか、ニコ・ヒュルケンベルグはタイヤ交換直後にストップし、リタイア。バルテリ・ボッタスもガレージへ戻ってレースを終えた。オリバー・ベアマンもリタイア。カルロス・サインツとアレックス・アルボンはスタート手順に関する記録が残され、レース後の審議対象となった。アルボンは11周遅れでフィニッシュしたが、規定周回数に届かず完走扱いにはならなかった。

ハミルトンはスプリントでフェラーリ移籍後初勝利を挙げていたが、グランプリ決勝での優勝は今回が初めてとなった。2024年ベルギーGP以来の勝利で、自身が持つF1最多勝記録を更新する通算106勝目を挙げた。

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