レッドブルが、マックス・フェルスタッペンに対し、現行契約に含まれる離脱条項をなくし、契約期間を延長するとともに条件を引き上げる新契約を提示したと報じられている。
ドイツ紙『Bild(ビルト)』によると、レッドブルF1のローラン・メキース代表と、レッドブルのオリバー・ミンツラフCEOは、フェルスタッペンとの契約期限を、現行の2028年末から2029年シーズン終了まで延長したい考えだという。
『Bild(ビルト)』はまた、現在年間約6,500万ユーロ(121億2,000万円)とされるフェルスタッペンの基本年俸も引き上げられると報じている。
※1ユーロ=約186.44円(7月下旬の為替レート)で換算。6,500万ユーロは約121億2,000万円
同紙によると、フェルスタッペンとマネジメント陣は数週間前からレッドブルの提示を受け取っているものの、現時点で正式な返答はしていないという。
フェルスタッペンが交渉の主導権を握っており、時間的なプレッシャーもない一方、両者は継続的に連絡を取り合っているとされる。
レッドブルとフェルスタッペン陣営はいずれも、協力関係の継続に関心を持っているという。
一方、メルセデスF1代表のトト・ウォルフは、フェルスタッペンがすぐに加入できる空きが生まれる可能性は低いことを改めて示唆した。
ウォルフ代表は『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュラント)』に対し、アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルの継続起用について、次のように語った。
「私たちはまだ正式には何も発表していません。しかし、現時点ではそれが唯一の理にかなった選択肢です」
ウォルフ代表は、メルセデスが現在抱えている問題はドライバーに起因するものではないと説明した。
「私たちはマシンをもっと安定させる必要があります」とウォルフ代表は述べた。
「今になってドライバーを入れ替えるのは、正しい判断ではありません」
それでもウォルフ代表は、将来的にフェルスタッペンとアントネッリが組む形には魅力があると認めている。
「キミには成長する時間を与えなければなりません」と、オーストリア出身のウォルフ代表は語った。
「マックスは最高の状態で走っています。彼は何でもできます。2人は互いにリスペクトしていますが、世代が違います。その2人を同じチームで走らせれば、もちろんまったく異なる状況になります」
ただしウォルフ代表は、その組み合わせが生む緊張を恐れることはないと語った。
「ロズベルグとハミルトンの時は、もっと大変でした」とウォルフ代表は笑った。
「今ならおそらく、もっと上手く対処できるでしょう。ただ、現在の状況では、私たちはキミとジョージの関係性に満足しています」
フェルスタッペンはハンガリーGPの週末を通じてレッドブルのマシンへの不満を口にしていたものの、決勝では2位でフィニッシュした。
「ある人が私に、『彼がマシンバランスに満足していない時でもこれほどの走りをするなら、満足した時には何をするのか想像してみてください』と言いました」とメキース代表は笑った。
「マックスはいつものように率直に意見を述べましたが、最終的には解決策が見つかり、表彰台を獲得できました」
フェルスタッペンの将来について改めて問われると、メキース代表は、チームの優先事項はただ彼に勝てるマシンを与えることだと強調した。
「この話題については、本当に語り尽くしました」と、フランス出身のメキース代表は述べた。
「私たちは勝てる状況に戻りたいのです。それも、できるだけ早くです。マックスもそれを望んでいますし、私たちも一緒に実現したいと思っています。私たちはただ、マックスにとって最適な状態にマシンを仕上げようとしているだけです。マックスにとって重要なのは、それだけです」
メキース代表はまた、日曜日の決勝で6位に入ったアイザック・ハジャーが、フェルスタッペンのチームメイトとして残留することを強く示唆した。
「かなり久しぶりに、実力のあるセカンドドライバーを得られたことは朗報です」とメキース代表は語った。
「アイザックは安定したパフォーマンスを見せていますし、チームとマックスから多くを学んできました。将来についてはまだ話し合っていませんが、アイザックが素晴らしい仕事をしていることは誰の目にも明らかです。ですから、私たちは理にかなった決断を下すことになるでしょう」
メキース代表はまた、2台のレッドブルが完全に同一ではないことも認めた。
「マシンは非常によく似ています。同一ではありませんが、非常によく似ています」とメキース代表は明かした。
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