【F1|アロンソの去就】「彼は『残ります』と約束した」ビン・スライエムFIA会長がアロンソ残留を示唆 本人は未発表
FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエム会長が、フェルナンド・アロンソの去就を巡り、新たな発言をした。アロンソから今後もF1に残ると約束されたことを明かしたのだ。
■ビン・スライエム会長「彼は『残ります』と言いました」
『DAZN』がマドリードから放送した映像には、ビン・スライエム会長が数人を前に、45歳のアロンソについて話す様子が映っていた。
「今日、彼は私に『残ります』と約束しました。スペインにとっても良いことです」
この発言を受け、周囲にいた人々からは拍手が起きた。
しかし、アロンソ本人からは依然として正式な発表はなく、アストンマーティンとの交渉も複雑な状況が続いているようだ。
新契約を巡っては、報酬と契約期間の双方について、さまざまな臆測が飛び交っている。アロンソはこれまで、現行レギュレーションへの不満が自身の判断を左右する大きな要因になると説明している。
■アロンソ、契約更新なら「何年も続けるかもしれません」
スペインGP後、2027年も参戦して表彰台を争うには何が必要かと聞かれたアロンソは、こう答えた。
「契約を更新しないといけないですよね? 足りないのはそこです。僕は調子がいいですし、決断しなければならないと思っています。たとえ契約を更新しても、必ずしもあと1年だけ走るという意味ではありません。もし更新するなら、何年も続けるかもしれません。自分がほかのドライバーより遅くなったと感じたらやめます」
レース前には、今回が母国で戦う最後のスペインGPになるかどうかについて、自分でも分からないと認めていた。
「分かりません。これまで23回か24回、スペインGPを走ってきました。母国の人たちの前でレースをするという特別な気持ちを、また味わえることになります」
また、今後数日間が自身の将来にとって重要になる可能性も示唆した。
「今週は重要になるかもしれません。発表はありませんが、ミーティングはあるかもしれません」
■FIAとの協議は去就とは別「F1のショーは改善する必要があります」
アロンソは、現在のF1を改善するためにFIAと行っている話し合いは、自身の去就とは別の問題だと説明した。
「僕たちはFIAと頻繁に話をしています。現在のF1は最適な状態とは言えず、調整できる部分があると思っています。でも、それは僕が残るかどうかとは別の話です。F1のショーは改善する必要があります」
■スペインGPでサインツと接触 両者の見解が食い違う
スペインGPは、アロンソにとって厳しい展開となった。オーバーテイクの少ないレースとなったうえ、同じスペイン出身のカルロス・サインツと接触した。
アロンソは、サインツが危険な形で自分をウォール側へ押し込んだと非難した。
「ターン5で、彼は僕をウォールへ押しやりました。時速340kmで走っているときに、ウォールとの間に押し込まれるような状況は避けたいです。レースを終えたときに生きていたいですから」
サインツにはペナルティが科されたが、本人はコーナーの形状が接触の原因だったと主張。アロンソによる無線での訴えが、ペナルティにつながったとの見方を示した。
「僕たちは接触して、彼は無線で文句を言い、その結果、僕にペナルティが出ました。だから結局、それが彼の望んでいたことだったんだと思います。望んだ結果を手にしたということでしょう」
それでもサインツは、この一件が2人の関係を損なうことはないと強調した。
「すぐに忘れるでしょう。」




