キャデラックF1に売却報道 希望額は、4,734億円以上 7組以上が買収に関心
■売却希望額は少なくとも30億ドルとの報道
キャデラックF1チームの売却が買い手候補に打診されていると報じられた。チームの経営権を握るTWGグローバルは、8月の声明で持ち分を売却する考えを明確に否定していた。
米スポーツビジネス専門メディア『Sportico(スポルティコ)』は、事情に詳しい3人の話として、TWGを率いるマーク・ウォルターが少なくとも30億ドル(約4,734億円)での売却を目指しており、少なくとも7組が買収に関心を示していると報じた。
※1ドル=157.80円(11月2日時点の為替レート)で換算
ウォルターはTWGグローバルを通じてチームの経営権を握っている。傘下のTWGモータースポーツは、インディカーとNASCARの事業も手がけている。
『スポルティコ』によると、TWGはキャデラックの売却手続きに関するコメントの要請に、すぐには応じなかった。
■TWGは8月、持ち分の売却を否定
8月には同様の売却説に強く反論していただけに、今回すぐに回答しなかったことが注目される。
同社は8月26日の声明で、「TWGはキャデラックF1チームの持ち分を手放すことも、TWGモータースポーツのほかの事業から撤退することも検討していません」と説明していた。
ウォルターは、米プロバスケットボールのロサンゼルス・レイカーズと、イングランド・プレミアリーグのサッカークラブ、チェルシーの持ち分をそれぞれ売却することで合意していた。今回の報道は、ウォルターが保有するほかのスポーツ資産の行方にも関心が集まる中で出た。
『スポルティコ』は、ウォルターが米女子プロバスケットボールリーグ(WNBA)のロサンゼルス・スパークスについても売却を検討していると伝えている。
一方、ロサンゼルス・ドジャースの売却説について、ウォルターは先週、米紙『California Post(カリフォルニア・ポスト)』に「何があっても球団は手放しません」と明言していた。
■参戦初年度の損失は約4億ドルとの見通し
キャデラックF1チームはTWGとゼネラルモーターズ(GM)の共同事業で、TWGが経営権を握っている。
『スポルティコ』によると、TWGとGMはF1参戦にあたり、既存チームへの分配金の減少を補うための費用として4億5,000万ドル(約710億円)を支払った。
チーム設立には、これとは別に少なくとも10億ドル(約1,578億円)を投じたという。参戦初年度は、主に立ち上げ費用により約4億ドル(約631億円)の損失が見込まれている。





