【F1】キャデラックに誤算 ハータの2027年昇格に試練、ボッタスはアストンマーティン・ホンダ大改良を警戒

2026年07月28日(火)7:00 am

記事要約


・ハータ、ハンガリーGPのFP1でボッタスに代わり走行

・スーパーライセンス不足で2027年昇格に暗雲

・ボッタスはアストンマーティン・ホンダの大改良を警戒


キャデラックのテストドライバー、コルトン・ハータが、ハンガリーGPのフリー走行1回目(FP1)で再びF1マシンをドライブした。

しかし、2027年のF1レギュラー昇格を目指す道のりには、スーパーライセンス取得条件という壁が立ちはだかり、厳しい局面を迎えている。

一方、レギュラードライバーのバルテリ・ボッタスは、自身のシート争いよりも、ハンガリーGPで大規模アップグレードを投入したアストンマーティン・ホンダの動向を警戒している。

■ハータ、再びFP1に出走 2027年F1昇格への道に暗雲

26歳のハータは、ハンガリーGPのFP1でボッタスに代わり、キャデラックのF1マシンをドライブした。

6週間前のバルセロナ・カタルーニャGPでは、セルジオ・ペレスのマシンを担当しており、今回が2度目のFP1出走となった。

ハータは次のように語った。

「またFP1で走る機会をもらえて、とても興奮しています。経験を積める絶好のチャンスですが、もちろん最終的な目標はチームの開発に貢献することです。前回マシンに乗ったのは6週間前ですが、その間にも大きな進歩がありました」

「僕の仕事は、ドライバーたちがハンガリーGPで可能な限り最高のパフォーマンスを発揮出来るようサポートすることです。同時に、チームの長期的な開発目標に役立つフィードバックを提供することでもあります。そして個人的には、今後の走行機会に向けて、より良い土台を築きたいと思っています」

インディカーで成功を収めたハータは、将来のF1レギュラー候補として期待され、キャデラックへ加入した。

しかし、現時点ではF1参戦に必要なスーパーライセンス取得条件の40点を満たしていない。

現在のスーパーライセンスポイントは34点で、残る6点を獲得するには、FIA F2選手権でランキング8位以上に入る必要がある。しかし、8大会終了時点でランキング16位に低迷しており、2027年のF1昇格は厳しい状況となっている。

■ボッタス「従来のままなのはフロントサスペンションだけと聞いた」

ハータの昇格が難しくなれば、以前「ハータは自分の後任候補として準備されている」との噂を「まったくのでたらめだ」と一蹴していたボッタスの立場は、むしろ強まる可能性がある。

ただし、ボッタスが現時点で最も気にしているのは、自身のシート争いではない。ハンガリーGPで投入されたアストンマーティン・ホンダの大規模アップグレードだ。

ボッタスは次のように語った。

「いろいろな噂があります。僕が聞いた話では、従来のままなのはフロントサスペンションだけで、それ以外はすべて新しくなっているそうです。実際にどうなるのか見てみましょう。とても興味があります」

■「もし大きく前進すれば、僕たちが最後尾になる」

ボッタスは、エイドリアン・ニューウェイ代表が主導する大規模アップグレードによって、アストンマーティン・ホンダが一気に競争力を高める可能性に警戒感を示した。

「その一方で、少し不安でもあります。もし彼らが大きく前進すれば、僕たちが最後尾になってしまいますから」

その後に行われたハンガリーGP決勝では、キャデラック勢は2台ともレース中盤にマシントラブルを訴え、リタイアとなった。

ボッタスは左フロントから煙が出ていると訴え、ゆっくりとピットへ戻った。

ピットレーンからスタートしたペレスも、無線で「サスペンションがおかしい」と訴え、ゆっくりとピットへ戻った。左フロントタイヤは大きく揺れていた。

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