ホンダは、新たな「スペック2」パワーユニット(PU)を投入したものの、イタリアGPでは再びストレートでの性能不足が浮き彫りとなった。それでも、アストンマーティンは次の大幅なパワーユニットのアップデートを2027年まで待つことになる。
ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎氏は、現在のエンジン開発ロードマップについて、2027年の開幕戦に焦点を合わせていると説明した。
「エンジン開発にはロードマップがあり、現在、自分たちがどの位置にいるのかも把握しています。そのロードマップに基づいて、開幕戦に向けてもう一段、大きなステップを踏むことになります」
ただし折原は、それでもライバルとの差を完全に埋められるとは限らないと慎重な姿勢を示した。
「開幕戦までにその差を完全に縮められるかどうかは何とも言えませんが、私たちは今も差を縮めるために取り組んでいます。ただ、すでにお話しした通り、今年はエンジンに大きなアップグレードを投入する予定はありません」
ザントフォールトでスペック2を投入した後、モンツァで得られた明るい材料はドライバビリティの改善だった。ホンダはHRC Sakuraで開発した対策を持ち込み、その効果を確認した。
「ドライバーからはポジティブなフィードバックを得ましたし、データからも良い面を確認することができました。ドライバビリティがかなり重要になるマドリングを前に、私たちにとってはポジティブな一歩です」
アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックも、マシンの挙動がより安定したとの見方を示した。
「マシンの挙動が安定していれば、ドライバーはより限界に近づくことができます。そういう意味では、ポジティブな一歩でした」
しかしクラックは、イタリアGPの週末全体については「それほどポジティブではない」と厳しい見方を示した。
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