【F1】ホンダPU苦戦でもアストンマーティンの信頼は揺るがず「正しいパートナー」代替PU報道の直後に技術責任者が明言 2027年型は「すべて新しくなる」
アストンマーティンのテクニカル責任者、エンリコ・カルディレは、現行パワーユニットの弱点が改めて露呈する厳しい週末となったにもかかわらず、ホンダとのワークス・パートナーシップを選択したことに後悔はないと強調した。
ホンダの「スペック2」アップグレードによっていくつかの領域では改善が見られたものの、アストンマーティン・ホンダはパワーが重要となるモンツァで依然として大きく苦戦。チームが将来的な代替案として、メルセデスやレッドブル・フォードのパワーユニットを検討しているとの報道が出た直後でもある。
■カルディレ「ホンダは正しいパートナー」
それでもカルディレは、ホンダを選んだ判断は正しかったとの考えを崩していない。
「ワールドチャンピオンを目指すチームにとって、正しい選択はパワーユニットサプライヤーと独占的なパートナーシップを組むことです。そして、それを実現するうえでホンダは正しいパートナーです。私たちがその決断を下した当時、ホンダのパワーユニットはF1で最高のひとつ、あるいは最高のものでした」
■2026年の空力パッケージは事実上完成
一方、カルディレは、ハンガリーGPから投入され、マシンのダウンフォースとドライバビリティを大きく改善した大型アップグレードが、事実上2026年最後の空力パッケージになることを認めた。
「言ってみれば、私たちは2つの面で前進しました。純粋なパフォーマンスを大きく向上させると同時に、ドライバビリティも大幅に改善しました」
「唯一の例外は、2027年型マシンを開発しているなかで、今年コース上でテストすることが相関性を高めるうえで有効だと判断できる何かを発見した場合です」
軽量化の作業はバクー前後で完了する予定で、その後アストンマーティンは、現行マシンの事実上の最終仕様を走らせることになる見込みだ。
■2027年型は「すべてのパーツが新しくなる」
しかしカルディレによれば、来季のマシンはまったく異なるものになるようだ。
「すべてのパーツが新しくなります。その意味では完全に新しいマシンになりますし、それによって私たちが望むものを実現するための自由と考え方を持つことができます」とカルディレは語った。
【関連記事】
●【F1イタリアGP】ホンダF1は2台リタイア 折原氏「現在のPU性能では厳しいと想定」アストンマーティン苦戦
●【F1イタリアGP】2台リタイアのアストンマーティン・ホンダ、クラック「マシン特性に合わなかった」モンツァで露呈した“相性”の問題
●【F1イタリアGP】ストロール「必要なパワーがない」油圧系トラブルでリタイア、モンツァで弱点がさらに鮮明に
●【F1イタリアGP】アロンソ、縁石でダメージ「マシンを止めることを決めた」キャデラック勢との争いから無念の撤退