ニューウェイ、ホンダと目指すのは馬力よりラップタイム マシン全体を最速にするために必要なこと
アストンマーティンのエイドリアン・ニューウェイは、ホンダとの開発で重視しているのはPU(パワーユニット)の出力だけではなく、マシン全体としての速さだと強調した。シンガポールGPではPUとシャシーをうまく機能させられなかったと振り返り、両者を組み合わせた総合性能の重要性を説明した。
■シンガポールでは最後までかみ合わず
セパンとシンガポールの対照的な週末について問われたニューウェイは、シンガポールでは十分な性能を引き出せなかったと語った。
「シンガポールは間違いなく、私たちにとって良い週末とは言えませんでした。PUとシャシーをうまく機能させることが最後までできませんでした」
学ぶうえで貴重な経験になったとしながらも、課題の残る週末だったことを認めた。
「持ち帰るべきことはたくさんありますが、週末を通じて、すべてがかみ合うことはありませんでした」
■出力だけでは測れない総合性能
トップとの差については、ADUO*に表れていると述べる一方、それが出力の測定に基づくものであることを指摘した。
「シャシーに搭載した状態でのPUの総合性能には、ほかにも多くの要素が関わります。ですから、その点ばかりを論じても仕方ありません」
シャシーとPUがそれぞれどの程度後れているかについては、具体的な割合を示さず、GPSデータを見れば詳しい状況が分かるとの見方を示した。
■ホンダと追求する「ラップタイムで最速のパッケージ」
マシン全体のためにエンジン側で妥協する考え方について問われると、ニューウェイは総合性能を優先する姿勢を明確にした。
「クランクシャフトでの馬力だけの問題ではありません。パッケージ全体の問題であり、何がマシンを最も速くするのか、ということです」
「ですから、ホンダとは常にその点を検討し、最高のパッケージ、ラップタイムで最速となるパッケージを実現するために取り組んでいます。」
*ADUO:性能面で後れを取るPUメーカーに追加の開発・改良機会を認める制度
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