好調ローソン「走りたい」もチームは認めず Q3を走らせなかったレーシングブルズの戦略とは/F1アメリカGP予選
2026年F1第18戦アメリカGPの予選で、レーシングブルズは2台そろってQ3に進出した。
しかし、リアム・ローソンは走行せず、タイムなしの10番手で予選を終えた。
その背景には、5グリッド降格ペナルティを受けるアービッド・リンドブラッドを予選9番手に置き、決勝のスタート位置を1つでも前にする狙いがあった。
■Q3不出走は予選前に決めていた
ローソンは、突然のトラブルによって走れなかったわけではない。
「予選前に、2台ともQ3に進出した場合は、僕は走らないと決めていました」
上位チームと争うのは難しく、実質的には9番手を争う状況だったため、チームとして合理的な判断だったと説明している。
■リンドブラッドは14番手、ローソンは9番手へ
レーシングブルズF1のティム・ゴス最高技術責任者(CTO)によると、リンドブラッドは中古タイヤで抑えたペースのラップを走り、ローソンの前となる予選9番手を確保した。
これにより、リンドブラッドは5グリッド降格後に15番手ではなく14番手からスタート。一方のローソンも、チームメイトの降格によって9番グリッドに繰り上がる。
ペナルティそのものが軽くなるわけではないが、適用前の順位を調整することで、チーム全体のスタート位置を有利にする戦略だった。
■好調だったローソンには複雑な思いも
ただ、ローソン自身は最後までアタックしたい気持ちを持っていた。
オランダのF1専門メディア『GPblog(ジーピーブログ)』によると、ローソンは出走を希望したものの、チームに認められなかったと明かしている。マシンの感触が良く、好調な週末を過ごしていただけに、ドライバーとして多少の不満もあったという。
チームの判断を理解しながらも、自らの走りで結果を追い求めたい。Q3不出走の裏には、ローソンのそんな複雑な思いもあった。




