【F1分析表】アロンソ、今季FP3で首位に最接近!アストンマーティン・ホンダ、序盤の4秒台から1秒台に/F1アメリカGP、FP1、FP2、FP3
2026年F1第18戦アメリカGPのフリー走行3回目(FP3)が終了し、アストンマーティン・ホンダが首位とのタイム差で前向きな数字を示した。
予選前最後のFP3では、フェルナンド・アロンソがトップから1.562秒差、ランス・ストロールが2.238秒差を記録。順位はそれぞれ16番手と18番手だったが、両ドライバーとも今季ここまでのFP3で首位とのタイム差が最小となった。
■FP1、FP2は2台が僅差 アロンソは全3セッションで首位から1秒台
FP1では、アロンソが「1分37秒688」で12番手、ストロールが「1分37秒783」で13番手。トップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)から、それぞれ「1.636秒差」、「1.731秒差」だった。
FP2では、アロンソが「1分37秒235」、ストロールが「1分37秒269」へとタイムを短縮。2台の差はFP1の「0.095秒」から、わずか「0.034秒」に縮まった。ルクレールもタイムを短縮したため、首位との差はそれぞれ「1.944秒」、「1.978秒」に広がったが、そろって2秒以内につけた。
FP3では、アロンソがFP2からさらに「0.780秒」短縮し、「1分36秒455」を記録。トップのルイス・ハミルトン(フェラーリ)との差を、FP2から「0.382秒」縮めた。アロンソは今回の全3セッションを、首位から1秒台の差で終えている。
ストロールもFP3で「1分37秒131」へとタイムを更新。ただし、FP2からの短縮幅は「0.138秒」にとどまり、首位との差は「2.238秒」となった。
■日本GPでは4秒台、セパンとの比較でも差を縮める
シーズン序盤の日本GPのFP3では、アロンソが首位から「4.167秒差」、ストロールが「4.123秒差」だった。今回のタイム差は、日本GPと比べてアロンソが「2.605秒」、ストロールが「1.885秒」と小さくなっている。
中盤のベルギーGPのFP3でも、アロンソが「4.165秒差」、ストロールが「4.641秒差」だった。その後、アロンソはハンガリーGPで「2.454秒差」、イタリアGPで「2.700秒差」、マドリードでのスペインGPで「2.223秒差」を記録していた。
前回FP3が行われたセパンでは、アロンソが「1.921秒差」、ストロールが「2.509秒差」。今回のアメリカGPでは、それぞれさらに「0.359秒」、「0.271秒差」を縮めた。序盤だけでなく、直近のFP3と比べても前向きな数字となっている。
■同じ1.562秒差でも、1周全体に対する遅れは縮小
アロンソは、スプリント開催だったオランダGPのFP1でも首位から「1.562秒差」を記録していた。
ただし、首位のマシンが1周に要した時間は、オランダGPでは「約1分13秒(約73秒)」、今回のアメリカGPでは「約1分35秒(約95秒)」だった。今回は1周にかかる時間が長いため、同じ「1.562秒差」でも、1周全体に占める遅れの割合は小さい。
首位のラップタイムに対する遅れの割合は、オランダGPの「約2.14%」に対し、今回は「約1.65%」だった。コースや走行条件が異なるため単純比較はできないが、ラップタイムに対する割合でも前向きな数字となった。
■ストロールもコーナーでの改善を評価
チーム側の評価にも、前向きな材料がある。金曜日の走行後、ストロールはシンガポールGPより良い状態に見えるとし、コーナーではやや強さがあると評価した。一方で、直線でのパワー不足は残り、Q1突破は簡単ではないとの見方も示している。
チームアンバサダーのペドロ・デ・ラ・ロサも、FP1とFP2で予定していたプログラムをすべて完了し、全体として良い金曜日だったと振り返った。ただし、マシンバランスには改善の余地があるとしている。
予選で順位を上げるには、さらに速さを引き出す必要がある。それでも、両ドライバーが今季のFP3で首位とのタイム差を最も小さくした今回の結果は、アストンマーティン・ホンダにとって前向きな材料だ。
なお、各大会ではコース、タイヤの種類や使用状態、燃料搭載量、天候、路面状況、走行プログラムなどが異なる。今回の比較は各セッションの首位とのタイム差を示したもので、差の縮小分がそのままマシンの性能向上を意味するわけではない。

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