フェルスタッペン、検査で背骨のダメージ判明 F1アメリカGPの路面の凹凸を酷評

2026年10月25日(日)10:17 am

記事要約


・フェルスタッペン、検査で背骨の下部にダメージが確認されたと告白

・アメリカGPの路面の凹凸を批判、垂直方向に9Gの衝撃を受けた経験も

・抜本的な路面改修を要求、ホーナーの新著を巡る騒動には距離を置く姿勢


レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、F1マシンによる激しい衝撃で背骨の下部にダメージを負っていることを明かした。アメリカGPの舞台となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)の路面の凹凸を厳しく批判した。

■「冗談では済まない」路面の凹凸が身体に及ぼす影響を懸念

4度のF1世界王者フェルスタッペンは、シンガポールGPの際、アメリカGPのレースを終えたら「新しい背骨が必要になるかもしれない」と冗談を口にしていた。しかし、テキサス入り後には、この問題が決して笑い話ではないと強調した。

「冗談で言ったことですが、実際には笑い事ではありません。ここの路面は信じられないほど凹凸が激しいんです」

フェルスタッペンによると、現在のF1マシンでは路面の凹凸による影響が以前より深刻になっており、特にブレーキングゾーンやコーナーで強い衝撃を受けるという。

「以前より悪化していると思います。今はストレートモードを使っているので、ストレートに比べてコーナーではマシンの車高が低くなるからです。そして、路面の凹凸のほとんどはブレーキングゾーンやコーナーにあります。ここは素晴らしい場所ですし、コースレイアウトも史上最高のひとつだと思います。でも、ここの路面の凹凸は容認できません」

■路面の下から見直す抜本的な改修を要求

フェルスタッペンは、これまでの再舗装についても、根本的な解決には至っておらず、表面的な対処にとどまっていると指摘した。

「問題の根本、つまりアスファルトの下に何があるのかを突き止めなければなりません。当然、それにはサーキット全体の路面を掘り起こす必要があります。多額の費用と時間がかかりますが、率直に言って、それがこの問題を解決する唯一の正しい方法だと思います」

問題視しているのは、単なる乗り心地の悪さではない。マシンが路面の凹凸を通過する際に生じる衝撃が、ドライバーの身体に及ぼす影響だ。

■「背骨に9Gの衝撃」検査で分かった身体の不調

フェルスタッペンは、実際に受けた衝撃の大きさを具体的な数値で説明した。

「例えば昨年、コーナーでは5~6G程度の負荷がかかっていました。でも、僕の背骨には垂直方向に9Gもの衝撃が加わったことが何度かありました。決して快適なものではありません。そして、背骨の検査を受けた結果、下部の状態が良くないことが分かりました」

さらに、レースに伴う負担であっても、身体へのダメージを当然のものとして受け入れるべきではないと訴えた。

「これがレースの一部であり、このスポーツにつきものだということは分かっています。でも、僕はここ数年のマシンによって、こうしたダメージを負ってきました。ここで走り続けることを今後も容認するのであれば、そのダメージはさらに大きくなってしまいます」

■ホーナーの新著を巡る騒動には「すべて過去のこと」

一方、フェルスタッペンは、元レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーが出版した新著についても質問を受けた。

ホーナーの新著を巡っては、レッドブルの近年の出来事に関するさまざまな主張が出ているが、フェルスタッペンはこの話題に深入りしない姿勢を示した。

「正直に言うと、僕はそもそも本をまったく読まないんです」

そう笑顔で答えると、次のように続けた。

「何が正しくて何が間違っていると思うのか、あるいは僕自身がどの出来事を違う形で経験したのかについて、ここでわざわざ説明する必要はないと思います。それはすべて過去のことです。僕にとって最も重要なのは、今起きていることです。」


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