【F1】「契約違反は明らか」元マネージャー側が和解に含み アントネッリとの契約解除訴訟
■元マネージャー側、和解の可能性を排除せず
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリとのマネジメント契約を巡る訴訟で、元マネージャーのジョバンニ・ミナルディ側は、自らの主張に自信を示しつつ、アントネッリやメルセデスとの和解にも応じる余地があると述べた。
争点となっているのは、アントネッリによるマネジメント契約の解除だ。ミナルディ側は、この契約に基づき、2028年までのアントネッリの全収入から一定割合を受け取る権利があったものの、アントネッリが不当に契約を解除したと主張している。
■資料を基に請求額の規模や和解への対応を判断へ
ミナルディの代理人を務めるマッティア・グラッサーニ弁護士は、イタリアの通信社『ANSA(アンサ)』に対し、裁判所がメルセデスとアントネッリに提出を命じた契約書や支払記録を基に、ミナルディ側が請求する金額の規模を把握できるとの見方を示した。
「これらの数字が整理された形で示されれば、マネージャーが受け取る権利のある報酬が、どの程度の額に上るのかを把握できるでしょう。そして、真摯な和解案が提示されれば、現在収集が進められている情報に基づき、私たちの立場を明確かつ具体的に示すことができます」
一方、グラッサーニ弁護士は、裁判所がミナルディ側の主張を認めることにも自信を見せた。
「ただ、私たちはジョバンニ・ミナルディの主張が裁判所に認められると確信しています。提出された書類を見れば、ドライバーが契約に違反したことは明らかだと考えているからです」
■資料提出期限は11月6日、次回審理は11月19日の予定
イタリアの通信社『LaPresse』によると、イタリア・ボローニャの裁判所はメルセデスとアントネッリに対し、両者の契約書やメルセデスからの支払記録など、広範な資料を11月6日までに提出するよう命じた。
グラッサーニ弁護士は、この命令を次のように評価した。
「これは真実を明らかにするための重要な一歩です」
同弁護士によれば、資料によって「チームとドライバーの間でどのような合意が交わされたのか、また、支払われた各種報酬の総額がいくらなのか」を確認できるという。
ミナルディ側は、アントネッリがすでに受け取った収入と、2028年までに今後受け取る収入の10~20%を請求している。次回の審理は11月19日に予定されている。
【関連記事】
●アントネッリ、元マネージャーと数億円規模の訴訟 メルセデスF1にも資料提出命令と報道
●「メルセデスのリーダーはアントネッリ、ラッセルはセカンドドライバーになった」元F1ドライバーが断言
●メルセデスF1、苦戦の新仕様に「光が見えてきた」 アントネッリが感じた進歩と、速さを引き出す難しさ
●「本当に?」アントネッリ、次戦アメリカGPで早くもF1初王座の可能性! 102点差のラッセルは諦めず
●メルセデスF1も緊張、アントネッリはペナルティ寸前 ウォルフ代表が珍提案「ホテルの枕をお尻の下に」