「僕たちはすでに不利だった」フェルスタッペン、FIAの“最強ICE”判定に異議 レッドブルが訴える「PU全体」の差とは
マックス・フェルスタッペンは、FIA(国際自動車連盟)がレッドブルの内燃エンジン(ICE)を2度にわたってF1の性能基準と判断したことに異議を唱え、ADUO(追加開発・アップグレード機会)をめぐって現在もFIAと協議を続けていることを明かした。
■レッドブル、2回とも追加ホモロゲーションなし
シーズン序盤の評価期間を終えて実施された第1回のADUO評価では、レッドブルのICEが最高水準と評価されたため、追加のホモロゲーション機会は認められなかった。
一方、メルセデスには1回、フェラーリ、ホンダ、アウディにはそれぞれ2回のホモロゲーション機会が与えられた。
ハンガリーGP後に行われたFIAの第2回評価でも、レッドブルのICEは再び最高水準と評価された。今回は、いずれのメーカーにも追加のホモロゲーション機会は認められなかった。
これにより、レッドブルは2回の評価を通じてADUOによる開発優遇措置を受けられない状況が続いている。
しかし、フェルスタッペンとチームは、内燃エンジンだけでなくパワーユニット(PU)全体で比較すれば、レッドブルが実際に最も強力なパッケージではないと主張し続けている。
フェルスタッペンはイタリアGPを前に、モンツァで次のように語っていた。
「チームとして僕たちは驚いていますし、僕たち自身はまったく違う見方をしています。今も来年に向けてFIAと話し合っています。そこからどうなるのか、見ていきたいです」
■「僕たちはその前から不利だった」ライバルはアップグレード投入
フェルスタッペンは、ライバルメーカーがエンジンのアップグレードを投入したことで、モンツァではレッドブルの不利がさらに浮き彫りになる可能性があると警戒していた。
「ライバルは今、エンジンのアップグレードを投入しています。僕たちはその前からすでに不利でした。現時点で、それが大きく変わるとは思っていません」
■オランダGPでは「本当に体調が悪かった」
一方、フェルスタッペンは、決勝1周目に激しくクラッシュしたオランダGPの週末に、かなり体調を崩していたことも明かした。
「本当に体調が悪かったです。そこまで体調を崩すと、完全に回復した時に、元気でいられることのありがたさをより強く感じます。ザントフォールトでは週末全体が散々でした。オランダGP後も数日間は体調がよくありませんでした。こんな状態になったのは本当に久しぶりでした」
クラッシュの衝撃については、SAFERバリアのおかげで、その後に残るような懸念はなかったという。
「SAFERバリアにぶつかったのは初めてでした。かなりしっかり役目を果たしてくれました。」
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