ウィリアムズF1のジェームス・ボウルズ代表が、F1スペインGPの新たな舞台となるマドリングについて懸念を示した。カルロス・サインツも、オーバーテイクが難しくなる可能性を指摘し、初開催後すぐに評価を固めるのではなく、改善に向けて辛抱強く見守る必要があると訴えている。
初のF1開催を目前に控えるなか、ボウルズ代表が注目したのは、最近マドリングで行われたFIA F3のテストで得られたデータだった。
ボウルズ代表は、特にバンク区間でマシンとシステムにかかる負荷を懸念している。
「私たちは、バンクで4秒半にわたってGがかかり続けることに驚きました。これはマシンだけでなく、システムにとっても課題になります。現在のF1カレンダーには、これに似たものはありません」
マドリングでは、大きなバンク角を備えた区間が新コースの特徴のひとつとなっている。
さらにボウルズ代表が懸念したのが、F3テストで相次いだマシンの破損だった。
「F3のテストでは赤旗が19回出て、シャシーが3台、サスペンションが6基破損しました」
そして、新コースの厳しさについてこう続けた。
「もちろん、彼らはF3ドライバーです。とはいえ、ここはマシンを壊しかねないサーキットです。何が起きるのか興味深いですね」
F3は8月24日と25日の2日間、F1に先駆けてマドリングで公式テストを実施していた。
F1のステファノ・ドメニカリCEOも、イタリアのモンツァで報道陣に対してマドリードの状況に言及した。
「次の日曜日にはマドリードでレースがあります。新しいコースで、ほぼ準備は整っています。一部は最後の瞬間までかかるでしょう。完璧ではありませんが、改善の余地は常にあります」
初開催を目前に控え、ドライバーへの負荷やマシンの耐久性、そして実際のレースでオーバーテイクがどこまで可能なのか。マドリングは多くの未知数を抱えたまま、最初のF1週末を迎える。
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