アンドレア・キミ・アントネッリの急速に高まる経済的価値が、母国イタリアGPでの劇的な勝利を受け、すでに約5,000万ユーロ(約89億5,000万円)に達していると推定された。
イタリア紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デッロ・スポルト)』は、スポーツビジネス・コンサルティング会社StageUpと共同で分析を行った。
この5,000万ユーロという数字は、アントネッリの実際の収入ではなく、競技成績や肖像権、商業的な訴求力を通じて、現時点で生み出せる経済価値を試算したものだという。
20歳のアントネッリはイタリアGPで19番グリッドから優勝し、選手権リードをさらに広げた。
※1ユーロ=179.09円で換算。
StageUpのジョバンニ・パラッツィ社長は、F1ドライバーの収入は実質的に3つの異なる層に分けられると説明した。
「1つ目は、若く、まだ実績を十分に証明していないドライバーです。収入は1,000万ユーロ(約17億9,000万円)未満です」
「2つ目は、ルクレール、ノリス、ピアストリのようなトップレベルのドライバーです」
「3つ目は、最も力のあるドライバーたちです。ワールドチャンピオンとなり、一度の結果に左右されない市場価値を築いたドライバーです。フェルスタッペンとハミルトンのことですね」
パラッツィ社長は、アントネッリがすでにその最高峰に近づきつつあるとみている。
「アントネッリが2026年のタイトルを獲得すれば、そのカテゴリーに入り、トップ2のすぐ下に位置するでしょう」
『La Gazzetta dello Sport』によると、アントネッリは2025年にメルセデスから400万ユーロ(約7億2,000万円)の基本給を受け取り、さらに約600万ユーロ(約10億7,000万円)のボーナスを得たという。
また、アントネッリの肖像権を管理する会社は、約300万ユーロ(約5億4,000万円)の売上高を記録した。
アントネッリの価値をさらに高めているのが、その若さと人柄、そして若年層のF1ファンに対する強い訴求力だ。
「同世代の感覚でコミュニケーションを取る20歳のトップドライバーは、若いファンから強い共感を得られる存在になります」
「若さ、魅力、そしてメイド・イン・イタリー。企業が求めながらも、めったに見つけられない組み合わせです」
ACI(イタリア自動車クラブ)のジェロニモ・ラ・ルッサ会長も、アントネッリの快挙について次のように語った。
「これほどの偉業は夢にも思いませんでした。イタリア人ドライバーがモンツァで優勝するのは60年ぶりです」
「歴史的な瞬間です。」
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