元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、アンドレア・キミ・アントネッリがジョージ・ラッセルを上回り、すでにメルセデスの明確なナンバー1ドライバーとしての地位を確立しているとの見方を示した。
ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』でシューマッハは、初めてF1タイトルを争う今季、20歳のアントネッリが見せている際立った安定感に言及した。
「確かに、キミ・アントネッリは直近6戦で1勝しか挙げていません。しかし、ここは強調しておく必要があります。12戦に出場し、10回表彰台に上がっています。表彰台に上がれなかった2戦では、技術的な問題がありました。ですから、アントネッリの成績はすでに非常に印象的です」
シューマッハは、アントネッリの最大の強みとして、ほとんどミスをしない点を挙げた。
「キミは普段、自分の力をきっちり発揮し、堅実な仕事をして、ほとんどミスをしません。そういう観点から見れば、彼は明らかにチーム内でより優れたドライバーですし、今後さらに良くなるでしょう。まだ20歳で、ほかのドライバーに比べて経験が少ないことを考えれば、自身の潜在能力を完全に引き出すにはほど遠い段階にいます」
アントネッリは242ポイントでドライバーズ選手権首位に立ち、ラッセルとルイス・ハミルトンに59ポイント差をつけている。2連勝中のランド・ノリスは、その2人からさらに24ポイント後方につけている。
シューマッハは、こうした戦績を踏まえれば、アントネッリがメルセデスのナンバー1であることは明白だと考えている。
「だからこそ、私の考えでは、彼がメルセデスの明確なナンバー1です。そして、ラッセルもそれを理解していると思います」
さらにシューマッハは、ラッセルには現在の状況を受け入れ、自身の走りに集中することが賢明だと助言した。
「ラッセルは現状を受け入れ、1レースずつ取り組み、できる限り力強い走りを見せるのが賢明だと思います。もちろん、彼の目標はキミを上回ってシーズンを終えることでなければなりません。ただ、チーム内でこの状況にどう向き合うかという点では、一歩引く必要があると思います。」
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