「失うものは何もない」婚約したばかりのラッセルがF1タイトル争いへ反撃 首位アントネッリは連続ミスに「気を引き締めるきっかけ」

2026年08月25日(火)17:00 pm

記事要約


・ラッセルはスプリント予選でポール獲得、スプリント優勝、予選2番手

・首位アントネッリはスプリント予選と予選でミス「気を引き締めるきっかけ」に

・メルセデスはマレーシアGPで本格改良、モンツァで新エンジン投入へ


メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1の夏休み明けに再びタイトル争いの有力候補として浮上している。

オランダGPではスプリントから予選まで好調を維持し、選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリを上回る結果を残した。

婚約を発表したばかりのラッセルは、スプリント予選でポールポジションを獲得し、スプリントで優勝を果たした。

予選でも2番手に入り、3番手のアントネッリを再び上回った。

■ラッセル「プレッシャーはなくなった」

浮き沈みのある前半戦を過ごしたラッセルだが、今回の好調には精神面の変化も影響しているという。

「夏休み明けは、以前よりずっとリラックスできていると感じています。失うものは何もないという気持ちです。プレッシャーはなくなりました。ただコースに出て、楽しむだけです。タイトル争いをしているという感覚すら、あまりありません。僕には失うものはなく、得るものしかありません」

ただし、今季は信頼性の問題や厳しい週末が続いてきただけに、今回のオランダGPを完全な転機と位置づけることには慎重だ。

「今季は、僕たちが抱えてきた数々の問題もあり、決して順調なシーズンではありません。それでも、今は以前よりずっとリラックスできています」

■タイトル争いは「まだ終わりには程遠い」

ラッセルは、タイトル争いがまだ決着には程遠いと強調した。

「ここからシーズン終了までに争われるポイントは、ここまでのシーズンで争われたポイントよりも多いです。流れは変わりますし、タイトル争いはまだ終わりには程遠いです」

■アントネッリ「決して気を緩めてはいけない」

一方、アントネッリは、スプリント予選と予選の両方でミスを犯したオランダGPが、重要な教訓になったと振り返った。

「この週末は、あらためて気を引き締める、とてもいいきっかけになりました。決して気を緩めてはいけないということです。スプリント予選ではミスをしましたし、予選Q3でもミスをしました。この週末を通じて、適切なタイミングで物事を整え、大事な場面で結果を出すことの重要性をあらためて認識しました」

■メルセデス、マレーシアGPで本格的なアップデートへ

オランダGPの予選でランド・ノリスがポールポジションを獲得した後、メルセデスF1のトト・ウォルフ代表は、シーズン序盤に築いた開発面のリードが、マクラーレンとフェラーリの追い上げによって縮まったと認めた。

ただし、今後はより本格的なアップデートを投入する予定だという。

「今後数戦で大きなアップデートを投入することはありませんが、東南アジアへ向かうころには、より大きな前進を果たす予定です。具体的にはマレーシアGPです」

■モンツァで新エンジン投入 アントネッリはグリッド降格へ

ウォルフ代表は、以前からうわさされていたADUO(追加開発・アップグレード機会)を活用したPU開発についても、モンツァでアップデートを投入すると認めた。

「モンツァに向けて、エンジンのアップデートを投入します」

これに伴い、新エンジンを搭載するアントネッリは、母国イタリアGPでグリッド降格ペナルティを受ける見通しだ。

「ただし、キミのマシンに新しいエンジンを搭載することで、グリッド後方からスタートしなければならないという不利もあります。もちろん残念です。」


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