【F1サマーブレイク】アントネッリ「4、5日で退屈する」 ラッセルは激動の前半戦に「休みが必要」

2026年08月14日(金)17:00 pm

記事要約


・F1はハンガリーGP後、オランダGPまで3週間の夏休み

・全チームに2週間のファクトリー閉鎖を義務付けるサマーシャットダウン

・アントネッリは数日でレースが恋しくなると明かし、休暇先のカートコースでも練習予定


2026年のF1は、激戦が続いた前半戦を終え、波乱のハンガリーGP後から3週間の夏休みに入った。

シーズン序盤には、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが快進撃を見せた。その後、直近5戦では、5人の異なるドライバーが優勝している。

各チームの力の差も縮まりつつあるなか、F1は、8月21~23日にザントフォールトで開催されるオランダGPまで、つかの間の休息期間を迎えている。

長く過酷なシーズンを戦うドライバーにとって、この期間は単なる休日ではない。心身をリセットし、シーズン後半に向けてコンディションを整える貴重な時間となる。

■2週間のファクトリー閉鎖 開発作業もストップ

F1の夏休みには、FIA(国際自動車連盟)が定める2週間の「サマーシャットダウン」が設けられ、全チームがファクトリーを閉鎖する。

この期間は、風洞テストやマシンの開発作業、深夜まで続くシミュレーター走行も行われない。

パドックで働くスタッフに、確実に休息の時間を与えることが目的である。

一方、ドライバーにとっても、この夏休みは貴重なリフレッシュ期間となる。さまざまな方法でトレーニングに取り組み、趣味を楽しみ、十分な睡眠を取り、家族や友人と過ごすなど、それぞれの方法で後半戦への準備を整える。

■時差ぼけ、移動、メディア対応 ドライバーにも必要な休息

3週間の休暇のうち、特に最初の1週間は、多くのドライバーが心身を休めることに時間を使う。

長く過酷なF1シーズンでは、ドライバーは世界各地を転戦し、家族や友人と何週間、場合によっては何カ月も離れて生活することになる。

時差ぼけと戦い、レース後の疲労から回復しながら、数多くのメディア対応もこなさなければならない。そのため、シーズンが順調かどうかにかかわらず、すべてのドライバーが夏休みを歓迎している。

浮き沈みのある前半戦を送ったメルセデスのジョージ・ラッセルも、休息を待ち望んでいた。

「今年は本当にいろいろなことがありました。休みが必要です」

■アントネッリ「4、5日もすればマシンに戻りたくなる」

もっとも、休息を歓迎しながらも、数日もすればレースが恋しくなるドライバーもいる。

ドライバーズ選手権首位のアントネッリは、ハンガリーGPを前に、イギリスの放送局『Sky Sports F1(スカイ・スポーツF1)』の取材に応じ、数日もすれば再び走りたくなるだろうと語った。

「4、5日もすれば退屈して、またマシンに乗りたくなると思います。でも幸い、僕が行く場所にはカートコースがあるので、そこで練習できます」

さまざまな出来事があった前半戦を終え、「休みが必要」と語ったラッセルとは対照的に、アントネッリは、わずか数日で再び走りたくなるという。

それでも、長いシーズンを戦い抜くうえで、夏休みが重要なリセットの時間であることに変わりはない。

それぞれの方法で心身を整えたドライバーたちは、ザントフォールトから始まるシーズン後半の戦いへ向かう。

【関連記事】
●「後半戦はさらに激しくなる」メルセデスF1、72ポイントリードも信頼性に懸念 王座奪還なるか
●ラッセル、2サイズ小さい靴から始まったメルセデス100戦 「次の100戦へ」初のF1王座を狙う
●アントネッリ、予選でラッセルとの差が0.5秒以上好転 わずか1年で起きた逆転とは

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >