選手権首位のアントネッリ、母国イタリアGPであえてグリッド降格 新エンジン投入を決断した理由とは
F1ドライバーズ選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリは、モンツァ・サーキットで行われる母国イタリアGPでメルセデスの新エンジンを投入し、グリッド降格ペナルティを受けることを明らかにした。
アントネッリは、すでにペナルティなしで使用できるパワーユニット(PU)コンポーネントの年間基数の上限に達している。
正確なグリッド降格幅は、メルセデスが何種類のPUコンポーネントを交換するかによって決まる。
■母国モンツァでグリッド降格「選手権を優先」
ザントフォールトで取材に応じたアントネッリは、母国イタリアGPをペナルティ消化の場に選んだ理由を説明した。
「新エンジン投入によるペナルティは、モンツァで受けることにしました。追い抜きがしやすいサーキットの一つだからです。母国レースではありますが、最終的には選手権を優先しています。どこならポジションを挽回し、良い結果を残せる可能性が最も高いのかを考えなければなりません。モンツァは間違いなく第一候補です」
アントネッリは現在、ルイス・ハミルトンに50ポイント差をつけて選手権首位に立っている。母国のファンの前でペナルティを避けることよりも、タイトル争いを優先した判断だ。
■メルセデス、ADUO活用の改良型PUをモンツァで投入か
パドックでは、メルセデスがモンツァでADUO(追加開発・アップグレード機会)を活用した改良型PUを投入する可能性があるとの見方も出ている。
一方、車体面ではオランダGPに小規模なアップデートを持ち込んでいるものの、本格的な開発パッケージは今後に投入される予定だという。
「カナダGP以降、僕たちは大規模なアップデートを投入していません。一方、マクラーレンとフェラーリはかなり開発を進めています。今回のオランダGPには小規模な改良を持ち込んでいますが、大きな効果をもたらすものではないと思います。本格的なパッケージは数戦後に投入される予定です。それによって、シーズン序盤に持っていたアドバンテージを取り戻せることを願っています」
■「メルセデスは僕にとって家族」長期残留の意思を明言
アントネッリは自身の将来にも触れ、メルセデスで長く走り続ける意思を明確にした。
「メルセデスは僕にとって家族です。僕はこれからも長くこのチームで走っている自分を思い描いています。マックスがレッドブルにとってそうであるように、僕もこのチームを象徴する存在になれたら素晴らしいですね。メルセデスとともに勝ちたいです。」
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