フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に所属する有望株、ラファエル・カマラのF1昇格計画が、ハースのドライバーラインアップに影響を及ぼす可能性が出てきた。
ドイツ専門誌『Auto Motor und Sport』によると、フェラーリ陣営はすでに、ブラジル出身の若手ドライバーをF1グリッドへ送り込む具体的な道筋を検討しているという。
カマラは昨季、F3タイトルを獲得し、F2昇格後も安定した速さを見せている。
一方でパドックでは、トヨタの支援を受けるジャック・ドゥーハンが、2027年にハースのシートを獲得するのではないかという噂もささやかれており、各陣営のドライバー構想を巡る動きは活発化している。
『Auto Motor und Sport』のトビアス・グルーナー記者は「現在、多くの専門家がカマラをジュニアカテゴリー屈指の才能と評価しています」と指摘した。
マラネロのフェラーリ本部でも、すでにF1昇格に値する実力を備えているとの見方が強いという。
フェラーリのレギュラーシートについては、シャルル・ルクレールが最近契約を延長したばかりであり、ルイス・ハミルトンも現役続行を示唆しているため、当面空きがない状況となっている。
そのため、フェラーリと長年にわたり技術提携を結ぶハースが、現実的な受け皿として浮上している。ハースはすでに今季、同じフェラーリ育成のオリバー・ベアマンを起用しており、若手登用の流れが強まっている。
グルーナー記者は「カマラ自身も、ハースで数年間を過ごし、F1のノウハウを学びたいと考えているようです」と伝えている。
この動きの中で影響を受ける可能性があるのが、エステバン・オコンだ。
経験豊富な戦力としてハースに加入したオコンだが、チーム内での評価は必ずしも安定していない。
グルーナー記者は「チーム代表の小松礼雄は、冬の段階でオコンに対してやや批判的な発言をしていました。チームは昨年の彼のパフォーマンスに満足していませんでした」と指摘した。
同誌のレポートによると、オコンの苦戦は2026年シーズンに入っても続いており、不運も重なっているものの、状況は厳しいという。
「今シーズン、オコンは契約延長に値するような走りをほとんど見せられていません。開幕から6戦を終えた時点で、獲得ポイントはわずか3にとどまっています」
さらに、財政的な要素もカマラ起用を後押しする可能性があるとしている。
「オコンはハース史上、最も高額な契約ドライバーと見られており、カマラのようなルーキーであれば、大幅なコスト削減が可能です。」
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