レッドブルF1がADUO除外に反発 2028年まで影響も FIAはエンジン評価の客観性を強調

2026年06月14日(日)16:27 pm

記事要約


・レッドブルはADUO評価に異議、影響は2028年まで及ぶ可能性

・FIAは標準トルクセンサーに基づく客観的評価だと強調

・ADUOは遅れたメーカーの恒久的不利を防ぐ制度と説明


■ADUOの影響は2028年まで及ぶ可能性

レッドブルは、物議を醸しているFIAのADUOエンジン評価について、引き続き異議を唱えている。この判断が、今後3シーズンのF1に大きな影響を及ぼす可能性があるためだ。

FIAの暫定分析では、レッドブル・フォードが2026年の内燃エンジンにおける基準メーカーとされた。

皮肉なことに、これによりレッドブルは現在、ADUO制度の下で認められる性能向上のための開発優遇措置を受けられない唯一のメーカーとなっている。

メルセデス、フェラーリ、アウディ、ホンダはいずれも恩恵を受ける立場にある。

スウェーデンの配信サービス『Viaplay(バイアプレイ)』でレッドブルF1のチーム代表ローラン・メキースは、次のように語った。

「これは2026年だけでなく、2027年、さらにはある意味では2028年にも適用されます」とメキース代表は述べた。

ADUOによる優遇措置は2026年だけにとどまらないため、その影響は大きい。そして、さらにこう付け加えた。

「示された全体像が正しいものであることは、このスポーツにとって非常に重要だと思います」

FIAは、この制度が全車に装着された標準化トルクセンサーから集めた客観的な測定値に基づいていると繰り返し強調している。

メルセデスF1のチーム代表トト・ウォルフは、そのプロセスを擁護した。

「私の考えでは、ニコラスと話せば分かるように、それは彼らが測定し、収集したデータです」

ウォルフ代表は、FIA(国際自動車連盟)シングルシーター部門ディレクターのニコラス・トンバジスに言及しながら語った。

「政治的な背景はなく、便宜を図るようなものでもありません。トルクセンサーによる分析結果であり、そのやり方の結果です」

アウディF1のチーム代表兼任のマッティア・ビノットもFIAの手法を支持したが、規則そのものについては改善の余地があるかもしれないと示唆した。

「評価について疑いはないと思います。パワー差を測定するため、マシンには適切なセンサーが搭載されています」

一方でビノット代表は、今後のADUOの算出において、純粋な出力だけを基準にし続けるべきかについて疑問を示した。

「シャシーで行っていることに非常に近い方法を取るべきかもしれません。つまり、過去数シーズンの順位を基準にするということです。収束が目的であるなら、おそらくそれが最も分かりやすい方法でしょう」とビノット代表は提案した。

■FIA「遅れたメーカーが恒久的に不利になることを防ぐため」

FIAのトンバジスは、この制度(ADUO)がメーカーの競争力不足を恒久化させないために設計されたものだと説明した。

「開発で出遅れた場合、ほぼ恒久的に不利な立場に置かれるのではないかという懸念がありました」と、トンバジスはスペインのスポーツメディア『SoyMotor(ソイモーター)』に語った。

「そして、その恒久的な不利が、これらの自動車メーカーをこのスポーツから撤退させることにつながるのです」

トンバジスはまた、ADUOがパワーユニット全体ではなく、内燃エンジン部分に意図的に焦点を当てている理由についても説明した。

「その理由は、電動側が競争の主戦場になるという見方があったためです」とトンバジスは語った。

「一方で、内燃エンジン側では、そこまで大きな競争にはならないだろうという見方がありました。だからこそ、遅れている場合には、追いつくための時間、資金、リソースを持つべきだということです」

ただしトンバジスは、FIAが規則の見直しに前向きであることも認めた。

「私たちは、このスポーツにとって何が最善なのかを見極めたいと考えています。それがまったく同じ形になるのかどうかについては、議論が必要です。」

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