マルコ博士がレッドブル不仲説を否定「誰も避けていない」フェルスタッペン残留への期待も

2026年06月30日(火)17:59 pm

記事要約


・レッドブル首脳との対立回避説を否定し、F1からの完全引退を改めて強調

・レッドブルの組織力に信頼、チーム崩壊説には否定的な見方

・大型アップデートの成功がフェルスタッペン残留の鍵になる可能性も


レッドブルF1の元アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、現在のレッドブル首脳陣との気まずい対面を避けるため、レッドブルのホームグランプリを意図的に欠席しているとの報道を否定した。

ドイツ紙『Bild(ビルト)』は、マルコ博士が、マックス・フェルスタッペンの将来をめぐる懸念が高まる中、レッドブル上層部のマルク・マテシッツ、筆頭株主のチャルーム・ユーウィッタヤー、オリバー・ミンツラフCEOとの対立を避けるため、F1オーストリアGP開催地のシュピールベルクを訪れていないと報じていた。

「誰かを避けているわけではありません」と、83歳のマルコ博士は強調した。

■マルコ博士がレッドブル首脳との不仲説を否定

レッドブル・リンクから車でわずか1時間のグラーツに住み、オーストリアGPの新アンバサダーも務めているマルコ博士だが、今回の欠席は、単にF1から完全に引退するという自身の決断によるものだと語った。

「私はF1での30年間に区切りをつけることを決めました」と、マルコ博士は『Bild(ビルト)』紙に語った。

「つまり、完全にやめるということです。私は少し距離を置きたいのです。そのため、今シーズンは1戦も現地に行っていませんし、今後もその方針を続けるつもりです」

■F1から完全引退し新たな事業に専念

レッドブルのホームレースを欠席することがつらくないかと問われると、彼はこう認めた。

「はい、もちろんです。ですが、私はとても信念を重んじる人間です。今は新しい不動産やホテルのプロジェクトに集中しており、それだけで十分に忙しくしています」

それでもマルコ博士は、今なお熱心なF1ファンであることを認めている。

F1を今でも見ているかと尋ねられると、彼はこう答えた。

「もちろんです。新たなアップデートやマシンの変更が導入されて以来、私は再びフリー走行や予選も見るようになりました」

「F1は今でもあなたの心の中にあるようですね」と言われると、マルコ博士は次のように答えた。

「それはこれからもずっと変わらないでしょう」

フェルスタッペンをめぐる憶測や、長年チーフエンジニアを務めたポール・モナハンもチームを離れるとの報道が続いているにもかかわらず、マルコ博士はレッドブルの崩壊を予想していない。

「いいえ、そうは思いません。私たちは常に、他チームから非常に優秀な人材を迎え入れてきましたし、優れた若手にステップアップの機会を与えることに力を入れてきました。そして、それは今後も変わらないでしょう。こうした体制の中で、すべてが再びかみ合うまでには少し時間がかかることもあります」

■マルコ博士がフェルスタッペンの残留に期待

フェルスタッペンについては、F1オーストリアGPに投入されるレッドブルの大規模アップグレードパッケージが、4度の世界王者を残留へ導く助けになることを願っているという。

「基本的には、私たちは驚くほど強力なエンジンを持っていると言いたいです」とマルコ博士は語った。

「そして、レッドブルが多くのアップデートを持ち込むと聞いています。それらがすべてうまく機能すれば、残りのシーズンに向けて良い兆しになりますし、彼が残留する可能性も高まるでしょう。マックスがこれからもレッドブルを信頼し、契約解除条項を行使せず、2028年まで契約を全うしてくれることを信じ、そして願っています。それがレッドブルにとって最良のことです。」

■関連記事

●フェルスタッペン加入説に事実上の終止符 ラッセル「2027年も100%メルセデス」
●フェルスタッペン、後半に問題抱えながら2位「勝利にこれだけ近いので満足」/F1オーストリアGP決勝
●レッドブルF1に異変か、モナハン退団説で揺れるチーム フェルスタッペン残留にも影

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >