「走るたびにコインを投げているよう」オコンが訴えるハースF1の不可解な性能差

2026年08月24日(月)10:30 am

記事要約


・同じ仕様のパーツでも2台の性能に差があり、ベアマンとの比較にも影響

・オランダGP予選でオコンは15番手、苦戦したベアマンを上回る結果

・2027年の去就が注目されるなか、小松代表は2人の力を引き出すことに集中


エステバン・オコンは、オランダGPで自身のパフォーマンスが上向いたことが、以前から訴えてきたハースの2台の性能差が改めて浮き彫りになったと考えている。

オコンは今季、オリバー・ベアマンとのパフォーマンス差について、単純なドライバー間の実力差ではなく、ハースの2台で性能や挙動に一貫性がないことだと訴えてきた。

オコンの2027年のシートをめぐっては、レオナルド・フォルナローリ、ラファエル・カマラ、ジャック・ドゥーハン、さらには角田裕毅まで、ハース加入候補として名前が挙がっており、去就への注目が高まっている。

■同じパーツでも「片方だけ機能する」

オコンは以前から、同じ仕様のパーツを装着しても、2台のVF-26が必ずしも同じように機能するわけではないと主張してきた。

「アヤオ(小松代表)、オリー(ベアマン)、そして僕は、このことについて何度も話し合ってきました。毎回、原因を正確に突き止めるのは難しかったです。2台に同じパーツを装着しても、突然、一方は機能し、もう一方は機能しないことがあるからです」

オコンは、ベルギーGPとハンガリーGPで見られたベアマンとのパフォーマンス差が、その不可解さを浮き彫りにしたと説明した。

「ですから、すべてのつじつまが合うわけではなく、説明がつかないこともあります。明らかに一貫性の問題がありますが、僕たちはまだ解決できていません。現在もチーム全体で協力し、問題の特定に取り組んでいます」

■オランダGPでは2台の力関係が逆転

オランダGPでは、2台の力関係が再び逆転した。

オコンは予選15番手となり、大きく苦戦した20番手のベアマンを上回った。フランス誌の『Auto Hebdo』に対し、自身のマシンがようやく予測どおりに反応したと語った。

「現在のパッケージで可能な限り、マシンをうまく仕上げることができました。ただ、上位のマシンと戦うには明らかに十分ではなく、コラピントにも0.3秒届きませんでした。それでも、僕はとてもいいラップを走れたので、満足しています」

オコンが特に注目したのは、説明のつかない2台の差が再び表れ、今回は立場が逆転したことだった。

「なぜなのかは分かっていませんが、オリーのマシンとの差は見えています。今週末に出ている差は、ハンガリーで見られたものとは異なります。マシンをコースに出すたびに、コインを投げているようです。一方は機能しても、もう一方は機能しません」

オコンは予選後、今季これほどハースのマシンを快適にドライブできたことは、ほとんどなかったと明かした。

「今季、これほど快適に感じられたのは、イギリスGPと日本GPくらいかもしれません。それだけです。その感覚を取り戻せたのは、本当に素晴らしいことです。」

しかし翌日の決勝では、オコンとオリバー・ベアマンがともにパワーユニット関連とみられるトラブルに見舞われ、2台ともリタイアに終わった。

■小松代表「最高のマシンを用意することに集中」

ハースF1の小松礼雄代表も、2027年のシートをめぐる噂について問われたが、オコンのパフォーマンスを問題視することはなかった。

「エステバンがマシンに満足しているとき、彼に何ができるかは分かっています。ですから、私たちは2人にできる限り最高のマシンを用意し、それぞれに合うようセットアップを調整して、最大限の力を引き出すことに集中しなければなりません。」


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