「最高のマックスは私たちのもの」ウォルフ、フェルスタッペンのレッドブルF1残留に歯切れ悪く
メルセデスF1のトト・ウォルフ代表は、マックス・フェルスタッペンがレッドブルとの契約を2030年末まで延長したことについて問われ、含みのある反応を見せた。
長年にわたって取り沙汰されてきたフェルスタッペンのメルセデス移籍説は、これで事実上終わったとみられている。
■ウォルフ「何と言えばいいのでしょうか?」
オランダGPの舞台ザントフォールトで『Viaplay』からフェルスタッペンの契約延長について聞かれたウォルフ代表は、フェルスタッペンのマネージャーを務めるレイモンド・フェルミューレンに触れ、笑いながら答えた。
「何と言えばいいのでしょうか? レイモンド(フェルミューレン)は、とてもいい仕事をしたと思います。それで、その、……まあ、どうなるか見てみましょう」
さらにウォルフ代表は、フェルスタッペンがF1以外でもレース活動を広げているため、メルセデスとの接点は今も残っていると冗談交じりに語った。
「最高のマックスは私たちのものです。彼はニュルブルクリンク北コースで行われる本当に重要なレースで、メルセデス車を走らせています。今後、さらに多くのレースに出るかもしれません。彼は今もメルセデス・ファミリーの一員です」
■メキース「ずっと残りたいと言っていた」
レッドブルF1のローラン・メキース代表も、フェルスタッペンが離脱条項を行使するとの憶測が長く続いたことを、冗談交じりに振り返った。
最終的に、フェルスタッペンが選んだのはレッドブルとの契約延長だった。
「すべてが決まったとき、彼が最後に言ったのは『ほら、みんな。僕はずっと残りたいと言っていたでしょう』という言葉でした」
■ラッセルはシートへの不安を否定、アントネッリも加入の可能性に歓迎
ジョージ・ラッセルは、フェルスタッペンの移籍説によって自身のシートが脅かされていると感じたことはなかったと強調した。
「それがこのスポーツというものです。ドライバーはさまざまなチームと話し、チームもさまざまなドライバーと話します。でも、僕のシートが脅かされていると感じたことはありません。トトとチームからは、100%の安心感を得ていました。それはもちろん今も変わりません」
選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリも、フェルスタッペンがチームメートになる可能性に気後れしなかったという。
アントネッリはイタリア紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デッロ・スポルト)』に、次のように語っている。
「彼がチームメートになっていても、僕は気にしなかったと思います。僕にとって非常に厳しく、高いレベルを求められる挑戦になったでしょうが、同時に刺激的だったと思います。最高のドライバーと競うことは、自分のレベルを知る方法でもあります。将来どうなるかは分かりません」
現在、アントネッリはラッセルとコンビを組んでいる。チームメートのラッセルは、サマーブレイク明けのオランダGPでスプリントのポールポジションを獲得し、そのまま優勝。決勝ではアントネッリが2位、ラッセルが3位に入り、メルセデスはダブル表彰台を達成した。
■シュタイナー「アントネッリは勝つ準備ができている」
元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーは、アントネッリにはすでに十分な実力があり、メルセデスはチームオーダーでタイトル争いに介入すべきではないとの考えを示した。
「キミがジョージからこれ以上学ぶ必要がないことは、見れば分かります。キミは勝つ準備ができています。いくら管理しようとしても、状況がヒートアップすることはあります。この場合、キミよりジョージのほうが感情を爆発させる可能性が高いと思います」
■フェルスタッペン、母国GPで体調に懸念か
一方、フェルスタッペンについては、母国オランダGPを前に、体調が万全ではない可能性も指摘されている。
『Viaplay』の解説者ギド・ヴァン・デル・ガルデによると、木曜日のフェルスタッペンは顔色が悪く、体調がすぐれないように見えたという。
クリスチャン・アルバースも、スポンサー関連やメディア対応の予定が複数キャンセルされたと指摘した。
ヴァン・デル・ガルデは「彼は万全ではないと思います」との見方を示した。
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