レッドブルは、マックス・フェルスタッペンとの契約を2030年末まで延長したと発表した。
これまでの契約は2028年までだったが、新レギュレーション導入後にレッドブルが苦戦するなか、28歳の4度のF1世界王者には他チームへの移籍説が浮上していた。
母国オランダのザントフォールトで迎える最後のF1オランダGPを前に新契約が発表され、その憶測に明確な終止符が打たれた。
フェルスタッペンは2016年シーズン途中、姉妹チームのトロロッソ(現レーシングブルズ)からレッドブルへ昇格。これまでに同チームで71勝を挙げ、4度のドライバーズ選手権を制している。
昨季は終盤に驚異的な追い上げを見せたものの、マクラーレンのランド・ノリスにわずか2ポイント届かず、5度目のタイトルを逃した。さらに今季は、新レギュレーション導入後にレッドブルが思うような競争力を発揮できず、フェルスタッペンが他チームへの移籍を探り始めているとの憶測が広がっていた。
しかし、フェルスタッペンは2030年末までの残留を決断。レッドブルとともに、再びF1の頂点を目指すことになった。
「契約を延長できて本当にうれしいです。僕たちには最高の人材がそろっていますし、再び頂点へ戻るために、みんなと一緒に仕事を続けていけることを楽しみにしています」
「僕はずっと言ってきましたが、このチームは僕にとって第二の家族のような存在で、本当に居心地がいいです。僕がキャリアを通じて所属してきた同じチームで、この旅を続けられることは本当に特別ですし、ずっとそうしたいと思っていました」
2025年7月にチーム代表へ就任したローラン・メキースは、この1年余りにわたってレッドブルを率いてきた。フェルスタッペンとの契約延長は、新体制にとって大きな成果となる。
メキース代表は「マックスが私たちとともに歩み続け、グリッドで最高のドライバーをチームに残せることは、レッドブルとオラクル・レッドブル・レーシングの全員だけでなく、F1、そしてモータースポーツ全体にとって素晴らしいニュースです」と歓迎した。
さらに「しかし、私たちはまだ終わっていません。勝つべきレースがさらにあり、達成すべき節目があり、これから書き加えるべき歴史があります」と強調した。
フェルスタッペン自身も、ザントフォールトでの最後のグランプリを前に契約延長を発表できたことを「素晴らしい瞬間」と表現した。
移籍を巡る憶測に終止符を打ち、レッドブルとともに「再び頂点へ戻る」道を選んだフェルスタッペン。そのパートナーシップは2030年末まで続くことになった。
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