ホンダF1、初参戦から62年 撤退と復帰を重ね、セナとの黄金期から再び王座へ

2026年08月16日(日)20:00 pm

記事要約


・1965年メキシコGPで参戦2年目の初勝利

・マクラーレン・ホンダは1988~92年に44勝

・2021年にはフェルスタッペンがドライバーズ王座


ホンダがF1へ初参戦した1964年から、2026年で62年を迎えた。

ただし、62年間連続して参戦してきたわけではない。ワークス参戦とエンジン供給の双方を経験し、撤退と復帰を重ねながら、勝利と世界王座をつかんできた。

■RA271で初参戦 参戦2年目にF1初勝利

ホンダは1964年のドイツGPでF1に初参戦し、ロニー・バックナムが「RA271」をドライブした。

翌1965年の最終戦メキシコGPでは、リッチー・ギンサーが「RA272」でF1初勝利を挙げた。1967年のイタリアGPでは、ジョン・サーティースが「RA300」で2勝目を挙げたが、ホンダは1968年シーズン終了後に撤退した。

■ウィリアムズ、マクラーレンと築いた黄金期

1983年にエンジンサプライヤーとして復帰すると、ウィリアムズ・ホンダは23勝を挙げ、1986年と1987年にコンストラクターズ選手権を制した。1987年にはネルソン・ピケがドライバーズ選手権を獲得している。

1988年にマクラーレンへのエンジン供給を開始すると、初年度から16戦15勝。1992年までの5年間で44勝を挙げ、アイルトン・セナが獲得した3度のドライバーズ王座をすべて支えた。

■ワークス復帰後に撤退 マクラーレンとの再提携も苦戦

2000年にBARへのエンジン供給で復帰。BARを引き継いでワークスチームとして参戦した2006年には、ハンガリーGPでジェンソン・バトンが優勝した。しかし、2008年限りで再びF1から撤退している。

2015年にはマクラーレンとの提携を復活させたものの、3年間で表彰台を獲得できず、2017年限りで関係を終了した。

■レッドブルで再び王座 初勝利60周年に歴代マシン

翌2018年にトロロッソ、2019年にレッドブルへ供給先を広げると、マックス・フェルスタッペンが同年のオーストリアGPで優勝を飾った。

2021年にはフェルスタッペンが自身初のドライバーズ選手権を制し、ホンダは1991年以来30年ぶりとなるドライバーズ王座獲得を支えた。

F1初勝利から60周年を迎えた2025年には、1986年型「ウィリアムズ・ホンダFW11」がグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに登場した。ウィリアムズ・ヘリテージの協力のもと、車体とエンジンに特別なメンテナンスが施され、当時のドライバーだったナイジェル・マンセルが再びステアリングを握った。

さらに、メキシコGPでは角田裕毅が、1965年の初勝利を飾った「RA272」をデモ走行。同じメキシコの地で、60年前の歴史を現代へつないだ。

1964年の初参戦から62年。途中で何度もF1活動を休止しながらも、歴代マシンと勝利の記憶は、2026年に始まったアストンマーティンとの新たな挑戦へ受け継がれている。

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