TGRハースF1チームは9月30日、エステバン・オコンが2026年シーズン終了をもってチームを離れることを正式発表した。今回の発表では、後任ドライバーには触れていない。
一方、複数のメディアは、2027年の後任にラファエル・カマラが選ばれたと伝えている。
フランスの放送局『Canal Plus(カナル・プリュス)』は、退団発表に先立ち、ハースがオコンを2027年も起用しない方針を決め、フェラーリ育成のカマラがオリバー・ベアマンのチームメイトとして最有力候補になったと報じていた。
同局のジュリアン・フェブローは、退団発表前に次のように語っていた。
「ハースではすでに決断が下されていて、エステバン・オコンはその構想に含まれていません。これ以上、彼が構想に含まれているかのように装うのはやめるべきです。ハースではすでに選択がなされていて、彼は別のチームを説得しなければなりません。候補として考えられるのは、キャデラックやアストンマーティンです」
オコンは退団発表前から自らを「フリーエージェント」と表現し、バクーではこの状況が重荷になっていることを認めていた。
土曜日に行われたアゼルバイジャンGP後には、次のように語った。
「F1はビジネスです。そういうものです。僕はいつだって最高の相手と戦ってきました。参戦したすべての選手権でレースに勝ってきました。僕は今よりも良い扱いを受けるに値します」
ハース退団が決まったオコンにとって、今後の焦点は2027年の活動先となる。
オコンがアストンマーティンの本拠地を訪れたとのうわさもあり、フェルナンド・アロンソが2027年に現役を続行しない場合の後任候補として取り沙汰されていた。
しかし、アストンマーティンは9月29日、アロンソとランス・ストロールの長期契約延長を発表。2027年も現在のドライバーラインアップを継続することが正式に決まった。これにより、オコンが2027年にアロンソの後任として加入する可能性はなくなった。
F1を離れ、別のカテゴリーへ転向する可能性もある。
ハースがトヨタと技術提携していることを背景に、F1のシートを確保できなければ、オコンがトヨタのFIA世界耐久選手権(WEC)ワークスプログラムへ移る可能性も取り沙汰されている。
1997年のF1世界王者ジャック・ビルヌーブは、オコンがF1でキャリアを続けることに厳しい見方を示している。
「ハースを離れた後は、F1の外にしか道はありません。若い才能がこれほど多い今、エステバンのようなドライバーの居場所はもうありません。彼の全盛期は過ぎました。彼を気の毒に思う必要はありません。むしろ、彼のために喜ぶべきです。彼は非常に長いキャリアを歩んできましたが、残した結果は少なすぎました」
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