ハースのエステバン・オコンが、2027年の去就について「来年に向けて間違いなくフリーエージェント」と明言した。
ハースとの話し合いは続いているが、現時点で来季のシートは決まっていない。一方で、F1以外への転向は考えておらず、「まだこのスポーツに与えられるものがたくさんある」とF1に残る強い意欲を示している。
アゼルバイジャンGPを前にバクーで行われたメディアデーで、オコンは2027年の状況を次のように説明した。
「現時点では、来年に向けて僕は間違いなくフリーエージェントです」
「さまざまな話し合いが進んでいますし、今の僕にはコントロールできないこともいくつかあります。僕はコース上のことに集中して、できる限り最高の走りをして、このチームにふさわしい結果をもたらそうとしています」
F1公式サイトは、ハースとの協議が続いていると伝えている。オコンも前戦スペインGPの週末、ここ数週間にわたって、チームと将来について話し合っていると認め、「まず話し合うべき相手はこのチームです」と語っていた。
今回の発言で、ハースとの交渉が続く一方、2027年の契約はまだ確定していないことが改めて明らかになった。
将来の選択肢としてF1以外のカテゴリーを考えているかと問われると、オコンは明確に否定した。
「いいえ。僕たちが検討しているのは、すべてF1です」
「僕は30歳で、F1を10年走ってきました。でも、まだこのスポーツに与えられるものがたくさんあります。1勝して、何度か表彰台に上がっただけでは満足できません」
F1公式プロフィールによると、オコンは2016年のF1デビュー以降、194戦に参戦し、2021年ハンガリーGPで1勝を挙げ、表彰台は通算4回を記録している。それでも、本人は十分ではないと語る。
「もう200戦近く走っています。それは多いですが、これまでやってきたこと、成し遂げたことには満足していません。同じ時期に戦ってきたドライバーたちが勝ったり、ポールポジションを獲ったりしているのを見ると、僕もそこにいたいと思います。まだこのスポーツに与えられるものがありますし、ほかのことは考えていません」
ハースF1の小松礼雄代表はイタリアGPを前に自身のコラムで、オコン、平川亮、ジャック・ドゥーハン、レオナルド・フォルナローリ、ラファエル・カマラの5人が2027年の1つのシートを争っていると明かした。
選考では「まずはパフォーマンス」を重視する考えも示している。
今季のオコンは日本GPとモナコGPで計3ポイントを獲得し、ドライバーズランキング18位につけている。一方、チームメイトのオリバー・ベアマンは18ポイントを挙げている。
ベアマンも来季の契約は正式発表されていないが、アゼルバイジャンGPを前に残留への自信を示した。
「最終的な決定は僕の手にはありませんが、来年もハースに残る準備はできています。最終的にはそうなると思っています」
ハースが2027年のドライバーラインアップをまだ発表していない中、オコンはコース上で最大限の結果を残すことに集中する。F1参戦10年、194戦を経ても「まだ満足していない」と語る30歳のオコンは、2027年もF1に残ることを目指す。
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