ウクライナ、ロシア対応を巡りFIAへの圧力強める 会長に加盟資格停止を要求

2026年09月24日(木)7:00 am

記事要約


・ウクライナ自動車連盟、FIA会長にロシアへの対応を要求

・占領地域での活動を問題視し、国際控訴裁判所にも申し立て

・ロシアとベラルーシへの制限解除を受けて強まる反発


■ウクライナ自動車連盟がFIA会長を直接批判

ウクライナのモータースポーツ統括団体が、FIA(国際自動車連盟)との対立を一段と深めた。ロシアを巡る問題に適切に対応していないとして、モハメド・ビン・スライエムFIA会長を直接批判している。

『Anadolu Agency(アナドル通信)』によると、ウクライナ自動車連盟(FAU)のオレクサンドル・フェルドマン会長は、ビン・スライエム会長に書簡を送り、ロシアのFIA加盟資格の停止と、ロシアの競技参加者に対する厳しい制限の復活を求めた。

FAUは、以前にFIAのセナート※と倫理委員会に訴えたものの「何の反応も返答もありませんでした」とし、「世界の統括団体が長期にわたって対応していないことに憤慨しています」と表明した。

※FIAセナート(Senate):FIAの上位統治機関。組織の運営と財務を監督する。

フェルドマン会長の書簡には、次のように記されている。
「これは危険な前例です。加盟団体が規約のほかの条項や規則で定められた要件まで無視することにつながります。その結果、混乱を招き、組織としてのFIAの将来を危うくする可能性があります」

■占領地域での活動と制限解除が争点

争点の一つは、ロシアの自動車連盟が、占領下にあるウクライナの地域に事務所を設けたというFAUの主張だ。FIAの規則では、各国で公認される国内統括団体は一つに限られている。

FAUは、FIAの国際控訴裁判所にも申し立てを行った。今回の対立激化に先立ち、FIAは2026年8月、ロシアとベラルーシのモータースポーツ参加者に対する制限を解除し、国旗やシンボル、国歌を使用して競技に参加することを再び認めていた。


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