【F1|法廷闘争】ブリアトーレ、“判事とマクラーレンの関係”を問題視 マクラーレンF1も猛反発 ガスリー「このままでは終わらない」

2026年09月09日(水)6:00 am

記事要約


・ブリアトーレがマルキーノ判事とマクラーレンの関係を問題視

・FIA裁判所は審理中に当事者から異議はなかったと反論

・ガスリーは裁定に「僕たちは奪われた」と不満を表明


FIA(国際自動車連盟)の国際控訴裁判所(ICA)は、2026年F1モナコGPで、いったん取り消されたピエール・ガスリーのピットレーン速度違反ペナルティをめぐり、マクラーレンとレッドブルが控訴した結果、ICAが再びペナルティを科した案件について、アルピーヌF1のエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレがフィリッポ・マルキーノ判事の独立性に公然と疑問を呈したことを受け、判事の選任や審理手続きを擁護する声明を発表した。

■ブリアトーレ、判事とマクラーレンの関係を問題視

ブリアトーレは、F1イタリアGPが行われたモンツァで、金曜日のFIA記者会見に出席。紙に書かれた内容を読み上げ、その紙を振りかざしながらマルキーノ判事の名前を挙げ、同判事とマクラーレンのつながりを主張した。

「フィリッポ・マルキーノは判事ですが、審理では非常に厳しい態度を取り、検察官のように振る舞っていました。彼はマクラーレンと非常に深いつながりがあります」

ブリアトーレは、マルキーノ判事が2018年にビバリーヒルズのマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)で行われたイベントに姿を見せていたことや、ワン・ドロップ・ファンデーションに関わっていたことを挙げた。

「マクラーレンは、マクラーレン車を2台か3台提供していました。これはかなり不公平だったと思います」

■ステラ代表「マクラーレンにとってかなり侮辱的」

これに対し、マクラーレンF1のアンドレア・ステラ代表はその場で反論した。ステラ代表は、ブリアトーレの主張について「マクラーレンにとってかなり侮辱的です」と述べ、公の場でそのような主張をするのであれば「自分の発言に責任を負わなければなりません」と警告した。

■FIA裁判所「異議は出なかった」

その後、FIA裁判所は正式な声明を発表し、判事の選任と審理手続きの正当性を強調した。

「FIA裁判所は、当該案件における判事の選任と審理への参加が、ほかのすべての案件と同様に、FIAの司法手続きと通常の慣行に従って行われたことを明確にしておきます」

さらに、判事は毎年、利害関係を申告しているほか、担当する案件ごとに独立性に関する個別の宣言書へ署名していると説明した。また、当事者には裁判所の構成や審理の進め方について異議を申し立てる機会が与えられていたことも強調した。

「審理の開始時と終了時の双方で、当事者には手続き、または裁判所の構成について問題があれば提起するよう求めました。しかし、いずれの当事者からも問題は提起されませんでした。また、裁判所による証人への質問方法や審理の進め方についても、審理中に異議は申し立てられませんでした」

そしてICAは、次のように締めくくった。

「裁判所は、審理手続きの妥当性と判事らの誠実性に確信を持っています」

■ガスリー「このままでは終わらない」

ブリアトーレはモンツァで、イタリアGPの週末終了後にアルピーヌがさらなる対応を検討する可能性を示唆していた。ピエール・ガスリーも別の場で、今回の裁定について次のように語った。

「僕たちは奪われました。このままでは終わらないと思います。」


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