2026年F1第13戦イタリアGPのフリー走行1回目(FP1)がモンツァで行われた。セッション開始時の気温は30度、路面温度は50度、湿度は39%だった。
シャルル・ルクレールがトップタイムを記録し、2番手にはルイス・ハミルトンが続いた。新しいパワーユニット(PU)を投入したフェラーリが母国で1-2発進を決め、3番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が入った。
イザック・ハジャーの欠場に伴い、リアム・ローソンがレッドブル、角田裕毅がレーシングブルズからそれぞれ出場した。
角田はチームメイトのアービッド・リンドブラッドとともにハードタイヤで走行を開始し、最終的にミディアムタイヤで12番手。リンドブラッドは7番手につけた。
角田は走行中、低速で走っていたアルピーヌのポール・アロンに進路を阻まれ、「何やってるんだよ!」と無線で不快感を示す場面もあった。
岩佐歩夢はマックス・フェルスタッペンのレッドブルを代走。序盤はハードタイヤを装着し、空力計測用デバイスを取り付けてデータ収集を進めた。岩佐もアロンの低速走行に遭遇し、無線で不満を伝える場面があった。
終盤には新品のソフトタイヤでタイムを更新し、一時16番手に浮上。最終的には17番手でセッションを終えた。
セッション中盤には、キャデラックから代役出場したコルトン・ハータがコース上でストップ。油圧系のトラブルが疑われ、バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。
ハータのマシンはギアが入ったまま動かせない状態となり、撤去作業に時間を要したため、セッションは赤旗中断となった。再開後は各車がソフトタイヤを装着して続々とコースインし、予選を想定した走行に移った。
ルクレールはミディアムタイヤでトップタイムを記録。ハミルトンもミディアムタイヤで2番手につけ、最終セクターでは前方車のトウを利用してタイムを伸ばした。
ローソンは序盤から唯一ソフトタイヤを使用し、一時トップタイムを記録。終盤にもソフトタイヤで一時3番手に浮上し、セクター3では全体最速タイムを刻んだ。最終的には4番手でセッションを終えた。
マクラーレンは、リアウイング上段を約180度回転させ、ストレートで空気抵抗を減らす回転式リアウイング「Hウイング」をテストした。「Hウイング」はマクラーレン独自の名称で、リアウイングに描かれたエティハド航空の「H」に由来する。
ハースではオリバー・ベアマンが新しい空力パッケージとPUを投入し、エステバン・オコンは空力パッケージのみを使用した。ベアマンは走行中にコースアウトし、グラベルに入る場面もあった。
アルピーヌでは、前戦でピエール・ガスリーのみが使用したアップグレードをフランコ・コラピントのマシンにも導入。ガスリーの代走アロンは中古のソフトタイヤで一時10番手まで浮上した。
特別仕様のヘルメットを着用したアストンマーティンのフェルナンド・アロンソは中古のハードタイヤで走行したが、途中からガレージ内でマシンの調整が続き、最終的に21番手となった。チームメイトのランス・ストロールは20番手だった。
母国レースを迎えたアンドレア・キミ・アントネッリは、PU交換によるグリッド降格ペナルティを受け、決勝を後方グリッドからスタートする。
FIA技術部門が公表したPUエレメントの投入状況によると、アントネッリは内燃エンジン(ICE)、エネルギーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(PU-CE)を年間使用上限を超えて投入。合計30グリッド相当の降格対象となる見込みだ。
アレクサンダー・アルボンもICEとPU-CEを年間使用上限を超えて投入し、合計20グリッド相当の降格対象となる見込み。角田裕毅とフェルスタッペンも新しいPUエレメントを投入しているが、使用上限内のためペナルティは科されない。
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