F1の最高経営責任者(CEO)であるステファノ・ドメニカリは、F1におけるイタリアの重要性が高まっていると語った。2027年シーズンの大規模な発表イベントをミラノで3日間開催することが正式に決まり、アンドレア・キミ・アントネッリの活躍も国内での関心を新たに押し上げている。
予告映像を公開していたF1は、「F1 Live Milan」を2027年2月18日から20日まで開催すると正式に発表した。3日間のファンフェスティバルに加え、2月18日夜には全11チームのドライバーとチーム代表が登場するショーが行われる。
元フェラーリF1代表でイタリア出身のドメニカリCEOは、イタリア放送局の『Sky Italia(スカイ・イタリア)』にこう語った。
「ミラノで2027年の世界選手権の発表会が開かれることは、イタリアの役割がますます大きくなっていることの象徴です」
また、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デッロ・スポルト)』には、イタリアがF1を単なるスポーツイベント以上のものとして捉えるようになったと説明した。
「この国は、政治的な観点からも、現在のF1が何を意味するのかを理解しています。私たちのスポーツは、以前よりも幅広い役割を持つ新たなスポーツの場として認められるようになり、イタリアが再び存在感を取り戻すことにもつながっています」
その復権の一翼を担っているのが、選手権首位のアントネッリだ。ドメニカリCEOによれば、特に若いイタリア人の関心を集めているという。
「キミは従来のファン層を超えて人を引きつける存在なので、新しい観客を呼び込んでいます。イタリア人で、とても親しみやすく、冗談も言うので、自然と応援したくなる人物です」
ドメニカリCEOは、20歳のアントネッリがもたらしたファンの増加を「目覚ましい」「飛躍的」と表現した。一方、新しく関心を持った人々を、長く応援し続けるファンにしていく必要があるとも指摘した。
F1とFIAが発表した2027年のカレンダーでは、モンツァで開催されるイタリアGPがスプリント開催地に選ばれた。スプリントの年間開催数は2026年の6戦から10戦に増える。イタリアにとっては、ミラノでの発表イベントに続く新たな話題となる。
一方、イモラは、中東情勢の影響で2026年シーズン終盤のレース開催が難しくなった場合に備え、年内にも代替開催でカレンダーに復帰できるよう準備を整えている。ただし、ドメニカリCEOは、話題となっている代替開催案を認めるには至らなかった。
「カタールとアブダビからは開催の確認を得ています。ただ、公に話せないことについては話しません。私たちは状況を注視し、常に連絡を取り合っています。安全と開催を十分に保証できない状況になれば、別の判断を下す必要があります。」
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