【F1】チーム価値が最低3110億円に急騰!10年前はわずか1ポンドで譲渡も ドメニカリCEOは12番目の参戦枠を否定
F1の最高経営責任者(CEO)であるステファノ・ドメニカリは、現在ではグリッド上で最も小規模なチームでも少なくとも20億ドル(約3110億円)の価値があると述べ、当面は12番目のチームが参入する余地はないとの見解を示した。
■F1は各地で記録的な観客数
モンツァで、イタリア紙『Corriere della Sera(コリエレ・デラ・セラ)』の取材に応じたドメニカリCEOは、F1が商業面と観客層の両方で成長を続けていることを改めて強調した。
「ほぼすべての大会で記録的な数字を達成しています。観客も変化しました。中心にあるのは、もちろん自動車への愛情ですが、今ではより大きな枠組みのなかに位置づけられています。コンサートやドライバーのサイン会が行われ、若い人たちの数も増え続けています」
■小規模チームでも20億ドル、中・大規模なら40億〜60億ドル
現在、F1チームを買収するにはどれほどの費用が必要なのかと尋ねられると、ドメニカリCEOは次のように答えた。
「『小規模』なチームでも、少なくとも20億ドル(約3110億円)が必要です。『中規模から大規模』のチームであれば、少なくとも40億〜60億ドル(約6220億〜9330億円)です」
※為替レート(1ドル=約155.5円)を基に算出
「10年前には、1ポンド(当時約180円)で譲渡されたチームもありました」
■今後5年間は12番目のチームが入る余地なし
新規参戦を希望する企業からの関心が続いているものの、ドメニカリCEOは、現在の11チームから直ちに参戦枠を拡大する必要はないと考えている。
「中期的には、その余地はありません。将来については、まだ分かりません。しかし、今後5年間で大きな問題になるとは思っていません」
■レゴやディズニーとの提携で若いファンを獲得
ドメニカリCEOは、レゴやディズニーとの提携などを通じ、F1がより若く多様な観客層の獲得を進めていることも強調した。
「細かな論争は気にしていません。私は全体像を見ています」
また、アメリカについては、現在では「間違いなく主要市場のひとつ」になったと説明。一方で、ヨーロッパ市場も力強く回復しており、中国も重要な成長市場であり続けていると述べた。
「4年以内に上海GPへ100万人を集める計画があります。常に大きく考えなければなりません」
さらに、F1の経済的な影響力は、レース主催者やチームの枠をはるかに超えていると強調した。
「F1は単なるスポーツをはるかに超える存在になりました。極めて大きな経済的、政治的影響力を持つ存在です。」




