「それがもどかしい」ベスティ、2027年F1シート争いでカマラを候補視 小松代表が譲らない条件
■ベスティ、オコンの後任候補にカマラを挙げる
メルセデスのリザーブドライバーを務めるフレデリック・ベスティは、2027年に向けてドライバー交代の大きな動きがあるとすれば、ハースになる可能性が高いと考えている。エステバン・オコンの後任候補としては、ラファエル・カマラの名前を挙げた。
ベスティは、デンマーク紙『Ekstra Bladet』に対し、ドライバー市場は例年になく動きが少ないと語った。
「毎週末、チームと話をし、連絡を取り続けています。でも、今は空いているシートがありません。おそらく、ドライバー交代があるのはハースだけでしょう」
ベスティは、フェラーリの支援を受けるカマラが、オコンの後任候補になり得ると考えている。
「カマラかもしれません。ただ、確かなことは分かりません。自然な候補だと思います。彼はフェラーリのドライバーですし、テストでも良い走りを見せ、F2でも活躍しています」
ベスティの発言に先立ち、ハースF1の小松礼雄代表は、複数のドライバーを評価していることを公に認めていた。一方、オコンは、TPC(旧型車を使用したテスト)プログラムがチームの収益にもつながっていると指摘している。
■スポンサーの影響にもどかしさ 小松代表は速さを重視
ベスティは、こうしたビジネス上の関係や政治的なつながりが、ドライバー市場を複雑にしていると語った。
「F1は、提携や協力関係の上に成り立っています。チームのスポンサーの中には、強い発言力を持つところもあります。そのため、F1のシート争いは、チーム代表が誰を気に入っているかだけでは決まらず、もっと複雑になっています。それがもどかしいです」
しかし、小松代表は、スペインGPが行われたマドリードで、ドライバー選考では引き続きパフォーマンスを最優先にすると強調した。
「私たちには速いドライバーが2人必要です。それがチームを成長させる最善の方法です。より速いドライバーこそ、私たちにとって最適です」
■来季予算に明るい見通し ピンク色のマシンは否定
小松代表はまた、新たなスポンサーとの交渉が進むなか、ハースの財政面の見通しも改善していると語った。
「多くのスポンサー候補と話し合っています。物事は良い方向に進んでいます。来年の予算については、期待が持てると言えるでしょう」
さらに、BWTとの契約が実現すれば、2027年のハースのマシンがピンク色になるのではないかとの臆測も否定した。
「マシンがピンク色になるかという意味なら、そうはなりません」と小松代表は笑った。
■ベスティ、2028年のシート獲得に希望
一方、ベスティは、2027年よりも2028年の方がF1シートを獲得するチャンスが広がる可能性があると考えている。
「キャデラックは現在のドライバーを残したいようです。アルピーヌも所属ドライバーと契約を結んでいます。全体的に、F1チームは継続性を保つため、現在のラインアップを維持したいように見えます。少なくとも、2028年までは希望を持ち続けることができます。」




