キャデラックF1の株式取得交渉にFSGが浮上 過半数株の価値は4,262億円超と報道
■FSGが株式の買い手候補に浮上
キャデラックF1の株式売却を巡り、フェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)が買い手候補の一つとして浮上した。
アメリカのスポーツビジネス専門メディア『Sportico(スポルティコ)』は今週前半、TWGグローバルが以前、チームを売却しないと説明していたにもかかわらず、マーク・ウォルターが保有するキャデラックF1の株式の売却先を探していると報じた。報道では、評価額は少なくとも30億ドル(約4,739億円)とされている。
※1ドル=157.965円で換算。
アメリカ紙『Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)』は、事情に詳しい関係者の話として、ジョン・ヘンリー率いるFSGが、ウォルターの複合企業TWGグローバルと交渉している複数の買い手候補の一つだと伝えた。FSGはボストン・レッドソックスやリバプールを所有しており、交渉の対象はウォルターが保有するチーム株式の一部だという。
イギリス紙『Guardian(ガーディアン)』はさらに、FSGが20億ポンド(約4,262億円)超に相当する過半数株の取得を協議したと報じた。
※1ポンド=213.095円で換算。
同紙によると、TWGはキャデラックF1の売却が差し迫っているとの見方を否定している。一方、同紙は、TWGがFSGを含む複数の買い手候補と協議していたことを確認したと伝えている。
FSGは投資計画に関するコメントを控えたという。
■ウォルターは他のスポーツ資産も売却
一連の報道は、ウォルターが他のスポーツ資産の売却を進める中で出た。TWGは、ウォルターに関連する保険事業を巡る別件の連邦捜査に絡む詐欺疑惑を否定している。
■2027年のドライバー構成にも不透明感
キャデラックでは、所有体制の先行きに加え、2027年のドライバーラインアップにも不透明な部分が残っている。
セルジオ・ペレスはすでに、少なくとも2029年まで契約を延長した。一方、バルテリ・ボッタスは、自身の続投について、あとはアメリカの上層部による最終承認を得るだけだとの見方を示している。
アメリカ人のコルトン・ハータは、ブラジルGPの金曜日のフリー走行1回目(FP1)で、再びキャデラックのマシンをドライブする。
メキシコシティGPでは、インディカーの成績に関する食い違いにより、ハータがFIA(国際自動車連盟)のスーパーライセンス取得に必要な40点にあと1点届いていないことが判明し、混乱が生じていた。今回のFP1出走で、残る1点を獲得する見込みだ。




