【決勝|ダイジェスト】タイヤ選択で明暗、豪雨からの大激戦!フェルスタッペン今季初優勝、ハミルトン「勝負に戻ってきたよ」/F1バーレーンGP in マレーシア
2026年10月4日(日)、F1第16戦バーレーンGP in マレーシアの決勝が、セパン・インターナショナル・サーキットで行われた。週末3日間で26万1000人の観客を集め、バーレーンからもマーシャルやオフィシャル計561人が大会運営に参加した。
豪雨による開始延期、スタート手順の中止を経て、ウェットからドライへと変わる路面への対応とタイヤ戦略が問われる決勝となった。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季初優勝。ポール・トゥ・ウィンでF1通算72勝目を挙げた。2位はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3位はルイス・ハミルトン(フェラーリ)。
アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソが8位入賞を果たし、ランス・ストロールは12位でフィニッシュした。
■豪雨で延期、複数台のトラブルでスタート手順も中止
気温25℃、路面温度34℃、湿度89%。スタート前に降った豪雨の影響で開始が延期され、予定から40分後の日本時間16時40分に、セーフティカー先導でフォーメーションラップが始まった。
しかし、ハミルトンやフェルスタッペンが加速できないトラブルに見舞われた。さらにオコンとボッタスも停止。赤旗が提示され、各車はピットレーンへ戻り、再びレース開始を待つ異例の展開となった。
レース後、FIAは全車共通のソフトウェアに不具合が発生し、一部のマシンが再加速できなくなったと説明した。
その後、雨が上がると路面は次第に乾き始めた。予定から1時間33分後の日本時間17時33分に、再びセーフティカー先導でフォーメーションラップが始まった。スタート手順は元のグリッド順でやり直され、スタンディングスタートでレースを開始することになった。
■タイヤ選択で明暗、メルセデス勢が一気に1-2へ
路面に濡れた部分が残る中、再開に向けた各車のタイヤ選択はインターミディエイト、ソフト、ミディアムに分かれた。レッドブル勢とメルセデス勢はインターミディエイト、フェラーリ勢はソフト、マクラーレン勢はミディアムを選択した。
再開後のセーフティカー先導中には、ペレスに続き、ピアストリ、ボルトレト、ストロール、ヒュルケンベルグもドライタイヤからインターミディエイトへ交換。5台はピットレーンからのスタートとなった。
序盤はインターミディエイト勢が圧倒的に速く、ピットレーンからスタートした5台も10~14番手へ浮上。グリッドからスタートしたドライタイヤ勢は苦戦し、15番手以下へ後退した。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)はヒュルケンベルグとの接触でフロントウイングを損傷。ソフトからインターミディエイトへの交換に加え、フロントウイングも交換し、最後尾まで順位を落とした。
先頭争いでは、3番グリッドのアントネッリと7番グリッドのジョージ・ラッセル(メルセデス)がスタートで一気に浮上し、メルセデス勢が1-2を形成。フェルスタッペンはラッセルを抜いて2番手に上がり、首位のアントネッリに迫った。
■ドライタイヤへの交換後、フェルスタッペンが首位奪取
レースが動いたのは、バルテリ・ボッタスがスピンし、グラベルで停止した場面だった。セーフティカーが導入され、インターミディエイト勢は一斉にピットへ。レッドブル勢はソフト、メルセデス勢はミディアムに交換した。
セーフティカーは12周目終了時にピットへ戻り、13周目からレースが再開された。フェルスタッペンはアントネッリを抜いて首位に浮上。ラッセルもアントネッリを抜いたが、アントネッリはその後に抜き返し、2番手を取り戻した。
序盤にドライタイヤで大きく順位を落としたハミルトンも追い上げを開始。次々にライバルをかわして上位へ戻り、「勝負に戻ってきたよ」と無線で伝えた。
■アロンソが入賞圏内へ、終盤のSCで再び混戦
アロンソはエステバン・オコンを抜き、さらにアービッド・リンドブラッドもかわして入賞圏内へ浮上。タイヤ交換を重ねながら、ポイント獲得を目指した。
終盤にはアレクサンダー・アルボンがギアボックストラブルを訴えて停止。バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入され、その後セーフティカー(SC)へと切り替わった。
各車が相次いでタイヤを交換し、最後の争いに向けて態勢を整えた。
一方、ラッセルはセーフティカー先導中、ホームストレートの第1コーナー手前で停止し、そのままリタイア。後続が減速する中、ランド・ノリス(マクラーレン)は前を走るピアストリへの追突を避けるためランオフエリアへ進み、グラベルを通過して一気に順位を落とした。
■残り4周の攻防、ハミルトンが表彰台へ、アロンソは8位を守る
残り4周でレースが再開されると、表彰台と入賞を懸けた激しい争いが繰り広げられた。
ハミルトンはイザック・ハジャー(レッドブル)を抜いて3番手へ浮上。ルクレールもハジャーをかわし、フェラーリ勢が3、4番手に並んだ。ハジャーは終盤の攻防で順位を落とし、5位となった。
フェルスタッペンは首位を守り、今季初優勝を達成。最終周には1分38秒220のファステストラップも記録した。アントネッリが2位、序盤の後退から挽回したハミルトンが3位で表彰台を獲得した。
アロンソは迫るノリスを抑え、8位でフィニッシュ。大波乱のレースでアストンマーティン・ホンダにポイントをもたらし、ストロールも12位で完走した。
最後尾グリッドから出走したリンドブラッド(レーシングブルズ)は、終盤にニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)を抜き、10位入賞を果たした。
■ポイント獲得
4位はルクレール、5位はハジャー、6位はピアストリ、7位はローソン、8位はアロンソ、9位はノリス、10位にはリンドブラッドが入り、ポイントを獲得した。
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