【メルセデスF1】「一刻も早くそこを離れろ」父ケケの警告、それでもシューマッハを3年連続で上回ったロズベルグ
2016年F1世界王者のニコ・ロズベルグが、ミハエル・シューマッハのF1復帰を巡る舞台裏を明かした。2010年にメルセデスでチームメイトとなることが決まった際、父ケケ・ロズベルグからチームを離れるよう強く勧められたという。
■メルセデス加入直後に知ったシューマッハの復帰
ロズベルグはドイツ誌『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』に対し、ウィリアムズからメルセデスへの移籍が決まった直後にシューマッハの加入を知り、大きな衝撃を受けたと語った。
「本当に衝撃でした。史上最高のドライバーで、誰も手が届かない絶対的な存在です。誰にも勝てない相手でした。信じられませんでした。本当に怖かったです」
ロズベルグは、シューマッハの加入を事前に知っていれば、メルセデスへの移籍を考え直していた可能性もあると認めた。
「父は強く反対したはずですから、丁重にお断りしていたかもしれません」
■父ケケが警告「一刻も早くそこを離れろ」
シューマッハの現役復帰が正式に決まると、ケケはすぐに反応した。
「父は『一刻も早くそこを離れなければならない』と言いました。まさにその言葉でした。『そこを離れろ。一刻も早く』と」
ロズベルグによれば、父ケケが強く反対した背景には、1994年にJ.J.レートのマネージャーを務めていた際の経験があった。当時、レートはベネトンでシューマッハのチームメイトを務めており、ケケはチームがシューマッハを中心に動く様子を目の当たりにしていたという。
「ミハエルはすでに、チーム全体が自分の考えに沿って動く体制を、非常に巧みに、そして明確な目的を持って作り上げていました」
■戦略説明でもシューマッハ優先「僕は存在しないかのようだった」
ロズベルグは、メルセデスでも同じような状況を経験したという。
「まず戦略責任者が、ミハエルのレース戦略をミハエル本人と話し合いました。その後、僕の戦略までミハエルに説明したのです。僕は隣に座っていました。まるで自分が存在していないかのように感じました」
それでもロズベルグは、シューマッハと組んだ2010〜2012年の全3シーズンで、ドライバーズ選手権の順位でシューマッハを上回った。
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