【F1】2027年シート動向 レーシングブルズは3人で2席を争う ハース小松代表はオコン後任の決定間近と明かす
2027年のF1ドライバー市場では、レーシングブルズとハースのドライバー体制が依然として確定していない。レーシングブルズでは3人の有力候補が2つのシートを争う一方、ハースではエステバン・オコンの後任選びが最終段階に近づいている。
■レーシングブルズ、3人で2席を争うも「決定を急がない」
レーシングブルズF1のアラン・パーメイン代表は、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッド、F2で活躍するニコラ・ツォロフの3人を候補とする来季のドライバー選考について、現時点では結論を急がない考えを示した。
パーメイン代表はシンガポールで、次のように語った。
「私たちは急いでいません。素晴らしいドライバーが2人いますし、現在F2にも素晴らしいドライバーがいます。3人とも準備はできています。ただ、もちろん2つのシートに3人を起用することはできません」
現在のドライバー2人を継続起用するのか、それともF2から新たな才能を昇格させるのか。レーシングブルズの判断が注目される。
■ラルフ・シューマッハ、ツォロフ昇格を支持「チャンスを与えるべき」
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に対し、レッドブルがこの機会にツォロフをF1へ昇格させるべきだとの見方を示した。
「レッドブルが長期的にマックス・フェルスタッペンの後継者となる人物を探しているのであれば、ツォロフは期待を抱かせる存在です。私は彼にチャンスを与えるべきだと思います」
一方、ローソンが今後、レッドブルの求めるトップレベルのドライバーに成長する可能性については、懐疑的な見方を示した。
「ローソンはすでにしばらくF1で走っていますし、走りも安定してきて、定期的にポイント争いに加わっています。しかし、彼がこれからトップドライバーへと成長するとは思いません」
■ハース小松代表、オコン後任の決定は間近 速さに加え安定感を重視
ハースも、2027年のドライバー体制をまだ確定させていない。
オコンの後任は発表されていないが、フェラーリの支援を受けるラファエル・カマラが最有力候補とみられている。
ハースの小松礼雄代表は、最終決定が近づいていると明かした。
「私たちはTPCプログラムの一環として複数のドライバーをテストに招き、評価を行いました。近いうちに、来季のドライバー体制を決定する最終会議が開かれます。具体的な日付は言えませんが、かなり近いうちになるでしょう」
さらに、今後起用するドライバーに求める資質についても説明した。
「エステバンは調子がいいときには驚くほど速いです。しかし、私たちが今後求めているのは、その速さに加えて、より安定したパフォーマンスと良いフィードバックです」
小松代表はオコンの速さを認めつつ、安定したパフォーマンスと良いフィードバックを重視する姿勢を示した。
■ウィリアムズのマルタンス、2028年以降のF1昇格を視野に
2028年または2029年のF1シート獲得を見据えているのが、ウィリアムズのテスト兼開発ドライバーを務めるビクトール・マルタンスだ。
シンガポールでリザーブドライバーを務めたマルタンスは、フランス通信社『AFP』に対し、将来のチャンスに備えて準備を進めていると語った。
「常にレギュラードライバーのすぐ後ろにつけて、チャンスをうかがっていなければなりません。機会が訪れたときに備えて、僕は準備ができています。どういう仕組みなのかは分かっています。大切なのは、いつでもそこにいて、存在を示し続けることです」
2027年のドライバー選考が続く一方、マルタンスはさらに先を見据え、F1昇格の機会に備えている。
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