ボッタスのキャデラック残留に逆風 ラルフはF1引退を勧告、本人は2027年契約を主張

2026年10月21日(水)16:30 pm

記事要約


・ラルフ・シューマッハによるボッタスへのF1引退勧告

・オコン加入説と新代表との関係を巡る憶測

・2027年も契約があるとするボッタス、現役続行への意欲


■ラルフ「家で自転車に乗っていればいい」

キャデラックのバルテリ・ボッタスに対するプレッシャーが強まっている。エステバン・オコンが後任候補として取り沙汰される中、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ボッタスはF1を去るべきだと率直に述べた。

「彼は家で自転車に乗っていればいいです」

シューマッハはドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』でこう語った。この発言には、ボッタスのサイクリング好きに対する皮肉も込められていた。

モータースポーツサイト『F1-Insider.com』は、ボッタスが最近マレーシアからシンガポールまで自転車で移動した際、キャデラックF1の新代表、マルチン・ブドコフスキーの了承を得ていなかったと伝えている。この報道も、両者の関係を巡る憶測につながっている。

■オコン加入説とボッタスの成績

ブドコフスキー代表は、アルピーヌでともに働いたオコンを高く評価しているとされる。一方、ボッタスとセルジオ・ペレスは、ブドコフスキー代表の就任前、キャデラックF1のグレアム・ロードン元代表の下で契約したドライバーだ。

ボッタスは、コース上でも残留を後押しするだけの結果を示せずにいる。予選ではペレスとおおむね互角だが、決勝では全般的に劣勢だ。シンガポールGPまでに両者が完走した決勝で、ペレスより前でフィニッシュしたのは1度だけだった。

■ドライバー交代の最大の障害は契約

ドライバー交代の最大の障害は契約だ。ボッタスは2027年も契約があると主張している。キャデラックのオーナーであるTWGがすでに財務面で厳しい状況にある中、ボッタスを契約途中で放出するには多額の支払いが必要になると報じられている。

ボッタスは最近、次のように強調した。
「僕には契約があり、2027年もここにいます」

■チームの改善と現役続行に意欲

37歳のボッタスは、イギリス紙『Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)』の新たなインタビューでも、現役続行を見据えた発言をしている。

「毎週末、必ずどこかで改善が見られます。まだ必ずしも結果に表れているわけではありませんが、チームのさまざまな分野で仕事の進め方が改善しています」

ボッタスは、キャデラックがイギリスのシルバーストーンに設けた新施設を、自身がF1で見てきた中で最も印象的なファクトリーだと評価した。メルセデスの施設より優れているかと聞かれると、「そう思います」と答えた。

ドライバーを退き、別の役割でキャデラックに残ることを想像できるかと問われると、即座にこう答えた。

「絶対にないとは言えませんが、できればまだずっと先の話であってほしいです。キャデラックでこれだけ努力しているので、いずれその成果を見届けたいと思っています。フェルナンドやルイスと比べれば、僕にはまだ数年、現役を続けられる時間があるはずです。」


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