ルイス・ハミルトン(メルセデス)がF1カーに「エアコン」を導入する計画に反対した。
●【2024年F1チャンピオンシップ・ランキング】第13戦F1ハンガリーGP終了後
イタリアの『La Repubblica(ラ・レプッブリカ)』紙は、このシステムを「世界最速のエアコン」と呼んでいる。報道によると、このアイデアは昨年のカタールGPで複数のドライバーが健康被害を受けたことを受けて、ドライバーを極端な暑さから守るためのアイデアだという。
このシステムのテストは、コックピット周辺に小さな導管を設置して冷気をドライバーに送る形で行われる予定で、夏休み明けのオランダGPでの実施が予定されている。FIA(国際自動車連盟)はこの報道を認め、公式な説明を行った。
「テストが成功すれば、FIAは今後、熱の危険性が宣言された場合にはこのようなアクティブ・クーリング・システムの導入を義務付けることになる」と関係者は述べた。
ハンガリーGPでの提案について質問された7回の世界チャンピオンで、39歳のハミルトンは「まず、それを知らなかった。そして、それは必要ないよ」と答えた。
「これがF1だ。これまでずっとこうだった。条件が厳しいのは当然だし、僕たちは高給取りのアスリートだ。最終的には暑さに耐えられるように、トレーニングを徹底的にしなければならない」
「それは大変だし、簡単ではない。カタールやシンガポールのような場所に行くときは特にそうだ。でも、クルマにエアコン・ユニットが必要だとは思わないよ」とハミルトンは述べた。