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レッドブルF1はアップデートではなく「ダウンデート」を求めているとマルコ博士…相次ぐ主要スタッフ引き抜きにフェルスタッペンがコメント

2024年08月23日(金)23:30 pm

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、レッドブルが2024年のクルマから違法と判断なった技術革新を取り除く必要があったことを否定した。

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最近まで圧倒的な強さを誇っていたレッドブルF1だが、低迷するパフォーマンス、内部対立問題、エイドリアン・ニューウェイだけでなくスポーツディレクターのジョナサン・ウィートリーまでも失うなど、不安定な時期が続いている。

コンサルタントのヘルムート・マルコ博士は、ウィートリーにチーム代表と高額なオファーを提示したアウディに対して、コストキャップが厳しいレッドブルは対抗できないと語った。

■フェルスタッペン「F1では普通」と理解を示す

フェルスタッペンは「そのようなオファーを受けた時、もちろん野心が湧き上がる」と語った。

「我々ではそれは不可能だった。予算上限と向き合わなければならないなら、そのオファーに太刀打ちするのは難しいんだ。先ほども言ったように、恨みっこなしだよ」と、26歳のフェルスタッペンは語った。

ウィートリーは内部的に役割を交代させられることになるが、ライバルチームがレッドブルのチームメンバーをさらに引き抜こうとする動きが続くのではないかという憶測がある。

「特に大きな成功を収めている時などは、それがF1での現実だと思うよ」

「他のチームが人材を奪おうとするのは普通のことだ」

レッドブルにとって主要スタッフの離脱は大きな痛手となるが、FIA(国際自動車連盟)が非対称ブレーキシステムを違法とする新たな指令を出したことは、レッドブルF1だけを標的にしたものではないと、フェルスタッペンは主張した。

「それがどこから出てきたのかはわからないけど、僕たちのクルマにはそのようなシステムはないので心配していない」

■レッドブルは「ダウンデート」で臨む

レッドブルはザントフォールトに向けてクルマのアップデートを何もしていない。さらに、今回の仕様は後退しているという噂さえある。

「アップデートよりもダウンデートについて話したいね」とマルコは『Kleine Zeitung』紙に笑いながら語った。

「でも楽観視しているよ。最近の我々は見た目ほど悪くなかった。ザントフォールトでは予選が特に重要になるだろう。マクラーレンとともに、我々は間違いなく最有力候補のひとつだ」

■ノリスはチャンピオンを争えるのか?

実際、ランキング2位のランド・ノリス(マクラーレン)は78ポイント差でタイトル争いをしており、残りは10レースとなっている。

木曜日、ジョージ・ラッセル(メルセデス)はこう語った。

「個人的な見解だけど、通常であればマックスとレッドブルに追いつく者はいないだろうね」

「彼らは圧倒的なリードを築いている。ただ、僕たちは過去2年間、彼らの圧倒的な強さに慣れてしまっているんだよ」

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