■F1、2026年のカレンダーを発表。新規開催地・新チーム・新レギュレーション導入へ
F1とFIA(国際自動車連盟)は、2026年のFIAフォーミュラ1世界選手権のカレンダーを発表した。来季からは新たな開催地、新チームのキャデラックと新生アウディ、そして100%先進的なサステナブル燃料を使用し、パワーユニットは電動化が50:50となった次世代F1マシン向けの新レギュレーションが導入される。
暫定カレンダーはFIA世界モータースポーツ評議会によって承認され、全24戦が予定されている。開幕戦は3月6〜8日のオーストラリアGP(メルボルン)で、シーズン最終戦は12月4〜6日のアブダビGPとなる。
F1日本GPは第3戦、3月27日〜29日に開催されるが、前後は2週間ずつ空いており、F1関係者も休暇を使って日本の桜を楽しむ時間があるかもしれない。アストンマーティン・ホンダにも期待したい。
なお、2026年のラマダン期間は2月から3月にかけてであるため、バーレーンGPとサウジアラビアGPは例年より遅い4月開催となる。
■物流の効率化
2026年カレンダーでは地理的移動の効率化もさらに進んでおり、カナダGPはマイアミGPの直後、5月22〜24日に前倒しで開催される。これにより、一部機材を直接移動させることが可能となり、大幅な物流効率化が図られる。
■初開催
この変更により、夏の間はヨーロッパラウンドが連続開催される形となる。6月5〜7日のモナコGPを皮切りに、初開催となる9月11〜13日のマドリードGPまで続く。スペインでは6月12〜14日のバルセロナ・カタロニア・サーキットに続き2開催となる。一方で、1ヶ国2開催だったイタリアでは、エミリア・ロマーニャGPとして開催されてきたイモラ・サーキットが外れている。
その後はアゼルバイジャンとシンガポールを経て、北南米大陸でアメリカ、メキシコ、ブラジルの3連戦が行われる。最終盤はラスベガス、カタール、そしてアブダビと続き、12月上旬に2026年シーズンが締めくくられる。
■2026年F1カレンダー(暫定)
| 日付 | 国旗 | 国 会場 |
|---|---|---|
| 3月6日-8日 |
|
オーストラリア
メルボルン |
| 3月13日-15日 |
|
中国
上海 |
| 3月27日-29日 |
|
日本
鈴鹿 |
| 4月10日-12日 |
|
バーレーン
サヒール |
| 4月17日-19日 |
|
サウジアラビア
ジェッダ |
| 5月1日-3日 |
|
アメリカ
マイアミ |
| 5月22日-24日 |
|
カナダ
モントリオール |
| 6月5日-7日 |
|
モナコ
モナコ |
| 6月12日-14日 |
|
スペイン
バルセロナ-カタルーニャ |
| 6月26日-28日 |
|
オーストリア
シュピールベルク |
| 7月3日-5日 |
|
イギリス
シルバーストーン |
| 7月17日-19日 |
|
ベルギー
スパ・フランコルシャン |
| 7月24日-26日 |
|
ハンガリー
ブダペスト |
| 8月21日-23日 |
|
オランダ
ザントフォールト |
| 9月4日-6日 |
|
イタリア
モンツァ |
| 9月11日-13日 |
|
スペイン
マドリード |
| 9月25日-27日 |
|
アゼルバイジャン
バクー |
| 10月9日-11日 |
|
シンガポール
シンガポール |
| 10月23日-25日 |
|
オースティン
|
| 10月30日 - 11月1日 |
|
メキシコ
メキシコシティ |
| 11月6日-8日 |
|
ブラジル
サンパウロ |
| 11月19日-21日 |
|
アメリカ
ラスベガス |
| 11月27日-29日 |
|
カタール
ルサイル |
| 12月4日-6日 |
|
アブダビ
ヤス・マリーナ |