【動画】F1日本GPの余韻残る鈴鹿で“貴重な2日間”・・・雨のタイヤテストで“特別なF1観戦”を!現地レポート

2026年04月01日(水)8:41 am

記事要約


・日本GP直後の鈴鹿でピレリのタイヤテスト開催、ファンに貴重な観戦機会を提供

・セミウェット路面でハジャーとローソンが走行、PU運用の違いも確認された

・VIPスイートは2,500円で快適観戦が可能、多くのファンが来場し賑わいを見せた


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3月31日(火)、F1日本GPが終わったばかりの鈴鹿サーキットで、ピレリによるF1タイヤテストが2日間の日程で開催されている。F1日本GP後、F1マシンの走行を日本で間近に見られるのは2日間しかなく、日本のファンにとって貴重な機会となっている。

このテストの取材について主催のピレリに問い合わせたところ、「メディアはパドック入場禁止」との回答だった。ただし、ファンと同様にグランドスタンドからの観戦は可能ということで、TopNewsは現地での取材を継続している。実はグランプリ期間中、TV局以外のメディアは取材規定によりスマホでの動画撮影も禁止されているため、このテストは走行シーンを記録できる貴重な機会でもある。

F1日本GP期間中は快晴に恵まれ、開催に合わせたかのように桜も満開となったが、タイヤテスト初日は朝からあいにくの雨となり、路面はセミウェットコンディションとなった。レッドブルおよびレーシングブルズにとっては、貴重なウェットタイヤでの今年のマシンの挙動を確認する良い機会になっただろう。

■セミウェットで進んだタイヤテスト

この日走行したドライバーは、アイザック・ハジャー(レッドブル)とリアム・ローソン(レーシングブルズ)の2名だった。

午後は雨も上がったが、路面が半乾きのウェットパッチとなったため、低温下でも発熱してグリップしやすいセミウェットタイヤを使用していた。通常のタイヤよりも軟らかいため、タイヤがボロボロにならないよう、ストレートでも濡れた路面を探すように走ってタイヤを冷やそうとしていた。

■同一PUでも異なる運用、レッドブルとRBの違い

レッドブルとレーシングブルズは同じレッドブル・フォード製パワーユニットを搭載しているが、ピットイン時の運用には明確な違いが見られた。

レーシングブルズはピットに戻るとすぐにPUを停止していたのに対し、レッドブルは停止状態のまま数秒間エンジン回転数を上げ、その後にシャットダウンしていた。

この動作については、バッテリーへの充電を行っている可能性や、スタートに向けたシステムチェック、あるいはターボや燃焼状態の最終確認など、複数の意図が考えられる。

同一PUを使用しながらも運用面で差が見られる点は興味深く、チームごとのセッティング思想や運用戦略の違いが表れている可能性もありそうだ。実際、レーシングブルズのローソンやスタッフたちは、その様子を指を指しながら観察していた。

途中、雨が上がったタイミングでは、ガレージでドライタイヤを装着して準備していたものの、雨雲が多かったせいか路面の乾きが遅く、時折小雨も降っていたので、ドライタイヤでの走行はクラッシュのリスクが高い状態だった。そのため、2チームともにガレージで「待機」する時間が多かった。

それでもレーシングブルズで初日の走行を担当していたリアム・ローソンや、2日目を担当するアービッド・リンドブラッドはガレージ前に出てきてスタッフとミーティングをしたり、観客に向かった手を振ったり、サービス精神は旺盛だった。

■VIPスイートでF1走行を観戦するチャンス

鈴鹿サーキットは2日間、ピレリによる貸し切りとなっており、通常のメディア対応は行われていない。そのためグランドスタンドから取材を続けていたが、冷たい雨風により体が冷えてきたことから、グランドスタンド上にあるガラス張りの「VIPスイート」にお邪魔させていただいた。

筆者はオープン当時に取材で訪れて以来、久しぶりの利用となった。ガラス張りの空間は空調が効いており、高速Wi-Fiが無料で利用可能。温かいドリンクや冷たいジュースも飲み放題で、非常に快適な環境が整っている。また場内アナウンサーによる実況も聞こえやすく、ピットからの情報も得ることができる。

利用方法は、専用エレベーターで5階へ上がり、正面入口の受付で料金を支払えばすぐに利用できる。

スイート1から5までの仕切りが開放されて広いスペースとなっており、この日は内階段でつながる4階も利用可能となっていた。VIPスイート担当者によると、お昼前の時点で「約100名のお客様が利用されています」とのこと。家族連れやカップル、友人同士など、多くの来場者がレッドブルおよびレーシングブルズのテスト走行を観戦しながら、思い思いの時間を過ごしていた。

現地のファンに話を聞くと、「学校が休みでチケットが取れなかったので、F1を見るチャンスだと思って東京から来ました」という学生や、「小学生の子どもが春休みなので遊びに来ました。ゆっくり過ごせるので助かります」という三重県在住の家族、「日本GP中にテストがあると知って、ホテルを延泊しました」というファンのほか、「角田選手が走るかもしれないと思って来ました」と語る来場者もおり、多くのファンがそれぞれの目的で訪れていた。

また、鈴鹿サーキットはFormula 1 Promoter Awards 2025においてESG(Environment/Social/Governance)部門の最優秀賞を受賞しており、その盾が館内に飾られていた。これは、全24グランプリの中で環境への取り組み、地域社会との協働、透明性あるイベント運営など、ESGの原則を大会運営の中心に据え、継続的に改善を行ったプロモーターに贈られるものだ。実物を目にできる貴重な機会となっている。

参考までに、日本GPの3日間をVIPスイートで観戦する場合、5階は70万円、4階は60万円での限定販売となっていた。一方、今回のF1タイヤテストでは、大人2,500円で快適な空間の中で2026年モデルのF1マシンの走行を楽しむことができる。日本GPの余韻が残る中、手軽に快適なF1観戦体験ができる貴重な機会と言えるだろう。この機会を逃せば、同様の体験ができる保証はない。

■テスト2日目は?

F1タイヤテスト2日目も、曇りのち雨の予報となっている。走行予定のドライバーは、レッドブルは引き続きアイザック・ハジャー、レーシングブルズはアービッド・リンドブラッドが走行する予定だ。現時点では角田裕毅や岩佐歩夢が走る予定はなさそうだが、日本GPを走り終えたばかりの現役ドライバーたちの走り、そして最新のパワーユニットのサウンドを楽しめる。

■VIPスイート概要

営業日:毎日
※特定の日のみ閉鎖(公式サイト参照)

利用時間:10:00~16:00(L.O 15:30)
※5月2日(土)~5日(火・祝)は9:00~18:00
※利用時間内は出入り自由

設備:冷暖房、椅子、テーブル

内容・特典:ソフトドリンクバー飲み放題
※ドリンクバー利用時間 10:00~15:30

料金:大人2,500円、子ども(小・中学生)1,500円、幼児(3歳~未就学児)500円
※入園料、アトラクション利用料金、プール入場料は別途

その他:グランドスタンド売店および園内販売物の持ち込み可能

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