フェラーリF1最大の弱点はPU性能 3つのイタリアサーキットで集中テスト、春休みはフル回転

2026年04月07日(火)0:51 am

記事要約


・フェラーリは4月の春休みをマシン開発やテストに専念する

・望外の春休みを挟み、マイアミGPをF1第2の開幕とフェラーリのバスール代表は表現する

・マイアミGPからハミルトンに新たなレースエンジニアが就く見込み


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■日本GPからマイアミGPまでの春休みを最大限活用したいフェラーリ

フェラーリは想定外となった4月の春休み期間をミニプレシーズンと位置づけ、圧倒的な強さを誇るメルセデスとの差を縮めようとしている。

F1バーレーンGPとサウジアラビアGPが中止となったため、イタリア・マラネロを拠点とするフェラーリは、4月に集中的なテスト走行と開発作業を行う予定だ。

テストは早速、4月1日と2日にムジェロ・サーキットで行われるTPC(Test of Previous Cars:旧型マシンでのテスト)プログラムから始まる。このプログラムには、アントニオ・ジョビナッツィ、アーサー・ルクレール、アントニオ・フォコが参加。

続いて4月9日と10日には、フィオラノ・サーキットでピレリの2027年仕様ウェットタイヤとインターミディエイトタイヤのプロトタイプをテストする。必要に応じて路面に水を撒き、人工的にウェット状態を再現する計画もある。

さらに重要となるのは4月22日である。フェラーリはモンツァ・サーキットでフィルミングデー(プロモーション撮影を目的とした走行日)を実施し、マイアミGPに先立ち、デモタイヤの走行距離制限である200km以内でアップデートパーツのテストを行う。

■春休みを活用して開発が進み、第2のF1開幕となるマイアミGP

フェラーリF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは、マイアミGPを「新たなチャンピオンシップの開幕」と位置づけ、4月の春休み期間の重要性を強調した。

「マイアミGPには各チームが革新的なアップデートを持ち込むことになるでしょう。パワーユニット(PU)メーカーはソフトウェアのアップデートに取り組むことになります。新たな選手権はそこから始まるのです。

予選ではメルセデスが0.5秒から0.7秒のリードを持っていますが、決勝レースではその差は比較的小さくなります。

しかし、日本GPとマイアミGPの間、懸命に努力するのは私たちだけではありません。すべてのチームが改善のために全力を尽くしており、どのチームも速くなってくるでしょう。今月(4月)はあらゆる面で作業に取り組む必要があります」とバスールは語った。

フェラーリの最大の弱点は依然としてPU性能であり、フェラーリのドライバーであるシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンはともにメルセデスとの明確な差を指摘している。

しかし、チームはまだこの問題に直接対応することはできない。

「当然ながら、PUに関してマイアミに新しいものを持ち込むことはできません。他の分野に注力します」とルクレールは話した。

フェラーリは、シーズン中盤頃に導入予定のADUO(Additional Development Upgrade Opportunities:PU追加開発救済措置)システムに期待を寄せている。ADUOによって、トップに差をつけられているPUメーカーは改良を行うことが可能になる。

■ハミルトン、徐々にチームに順応

一方、コース外ではハミルトンのチームへの順応も進みつつある。

開幕戦では臨時のレースエンジニアと組んでいたが、マクラーレンから引き抜かれたセドリック・ミシェル=グロージャンが、マイアミGPから正式にレースエンジニアを担当する見込みだ。

しかし、元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースは、日本GP後のハミルトンの公の場での発言姿勢に疑問を投げかけた。

「ハミルトンの行動は賢明ではなかったと思います。中国GPではすべてに満足していたのに、日本GP後には、まるで葬式に参列しているかのような表情でインタビューに現れたのです」とアルバースは述べ、7度の世界王者であるハミルトンがルクレールのマシンとのパワー差について嘆いていたことを指摘した。

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