【F1】TGRハース、2027年の新ドライバー決定!F2首位の21歳・フェラーリ育成のカマラと複数年契約 小松代表が語る抜擢の理由
2026年10月15日(木)、TGRハースF1チームは、ブラジル出身のラファエル・カマラ(21歳)と複数年契約を締結したと発表した。カマラは2027年のF1開幕戦から、同チームのレギュラードライバーとしてF1デビューを果たす。
■F3王者からF2ランキング首位へ、フェラーリ育成の有望株
カマラは2025年にFIA F3選手権でチャンピオンに輝き、今季はインビクタ・レーシングからFIA F2選手権に参戦。残り2戦の時点で207ポイントを獲得し、ドライバーズランキング首位に立っている。今季はスペイン、ベルギー、アゼルバイジャンのフィーチャーレースで優勝し、計6回の表彰台と5回のポールポジションを獲得している。
2021年からスクーデリア・フェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属し、現在ハースで活躍するオリバー・ベアマンと同様、フェラーリの育成プログラムを通じてステップアップしてきた。
フェラーリとの関係を通じてF1マシンの走行経験も積んでいる。今年8月には、ポルトガルのアルガルベ国際サーキットで行われたTGRハースF1チームの旧型車テスト(TPC)に参加し、VF-25をドライブ。この走行がチームに強い印象を残し、今回の契約につながった。
■小松礼雄代表「単なる速さだけではない」
TGRハースF1チーム代表の小松礼雄は、カマラの速さだけでなく、限られた時間でマシンに適応する能力を高く評価した。
「ラファエル・カマラのような若く素晴らしい才能と契約できたことを、本当にうれしく思っています。ジュニアカテゴリーでの彼の実績がどれほど素晴らしいかは、改めて説明する必要もないでしょう。F2参戦初年度にもかかわらず、モナコやモントリオールでの予選のような非常に難しい状況で見せた速さは、ラファの持つポテンシャルを十分に示しています。
ポルトガルで行ったTPCプログラムでは、マシンを学ぶ時間がそれほど多くなかったにもかかわらず、非常にうまく対応できることを示してくれました。彼が見せてくれたのは、単なる速さだけではありませんでした。
ラファは自分の力を最大限に引き出せる環境を自ら作り出すことができました。それは非常に印象的でした。
チームとして彼の才能を育て、成長できる場所を提供することに全力で取り組んでいきます」
■ジーン・ハース「若手でもすぐにチームへ貢献できる」
チームオーナーのジーン・ハースも、フェラーリ育成出身のベアマンがF1で示した実績を引き合いに、カマラへの期待を語った。
「F3で実績を積み、今年はF2でも活躍しているラファエル・カマラが、F1で何を成し遂げられるのか、とても楽しみにしています。
このレベルでは異なる挑戦が待っていますが、オリー・ベアマンの経験から、こうした若手ドライバーは十分な準備ができており、チームにすぐに大きな影響を与えられることが分かっています。
ラファはTPCでの走りによってチームに強い印象を残しました。来シーズンからはフルタイムで一緒に仕事をすることになりますので、彼との関係をさらに発展させていくことを楽しみにしています」
■カマラ「キャリアにおける重要な一歩」
念願のF1デビューが決まったカマラは、チームへの感謝と新たな挑戦への意気込みを語った。
「F1ドライバーとしてTGRハースF1チームに加入できることを、とてもうれしく思っています。
僕のキャリアにとって重要な一歩ですし、僕を信頼してくれたジーン・ハースと小松礼雄に感謝したいです。
また、長年にわたって僕をサポートしてくれたスクーデリア・フェラーリ・ドライバー・アカデミー、そしてこれまでずっと支えてくれた家族にも心から感謝しています。
今は、この新たな挑戦に向けて、できる限り万全の準備を整えることに集中しています。
学ぶべきことはたくさんありますが、チームと緊密に協力しながらマシンへの理解を深め、ドライバーとして成長し続けていくことを楽しみにしています。」