【F1】ノリス、ピアストリとの同士討ち&接触後の受け答えに批判 マクラーレン代表も問題視

2026年10月20日(火)6:00 am

記事要約


・スプリント最終周の接触でピアストリがリタイア

・ノリスの皮肉を交えた記者への受け答えにも批判

・ステラ代表、個人よりもチームの利益を優先するよう強調


■接触後の受け答えにも批判

マクラーレンのランド・ノリスは、10月10日(土)に行われたシンガポールGPのスプリント最終周で、チームメイトのオスカー・ピアストリと接触した。ピアストリをリタイアに追い込んだこの接触に加え、その後の取材で見せたとげのある受け答えにも批判が向けられた。

現F1世界王者のノリスは、接触後にチームとピアストリに謝罪。一方、動画配信サービス『Viaplay(ヴィアプレイ)』の取材で、あの場面で仕掛ける必要があったのかと問われると、反発するような態度を見せた。

「何がですか? 大きく空いたスペースを狙ったことですか?」

インタビュアーが「スプリントだった」と指摘すると、ノリスは「このレースの名前は何ですか?」と問い返した。

インタビュアーが「スプリントです」と答えると、ノリスはさらに「『スプリント』の後には何という言葉が続きますか?」と質問。「レースです」との返答に、「わあ、よくできました」と皮肉を込めて応じた。

ノリスはこのやり取りで、スプリントもレースであることを強調した。世界王者になって以降、公の場でより強気な姿勢を見せるようになったノリスの一面が、ここにも表れていた。

■ラルフ・シューマッハは記者への態度を批判

ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』の記者サンドラ・バウムガルトナーが、ピアストリと話したかと尋ねた際も、ノリスは同様の態度を見せた。

「どう思いますか?」と2度問い返したうえで、「僕たちが無線で会話できると思いますか?」と皮肉を交えて応じた。

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、この態度は行き過ぎだと批判した。

「ランドが少しとげのある態度を見せるのは好きですが、サンドラへの対応は度が過ぎていました。時にはぐっとこらえて、生放送でも『はい、僕のミスでした』と認められなければなりません」

■ステラ代表「誰もマクラーレンより上ではない」

一方、マクラーレンが問題視したのは、チームメイト同士が接触したことそのものだ。ノリスはチームへの謝罪について、次のように説明した。

「1台がリタイアすることになったので、チームに謝りました。まずは戻って、何が起きたのかを振り返りたいです」

マクラーレンF1のアンドレア・ステラ代表は、この接触を「重大」で「容認できない」と表現した。

「個人の利益よりも、チームの利益がはるかに重要であることを、2人に改めて伝えます。個人のエゴは認められません。マクラーレンより上に立つ人間は誰もいないのです」

接触でリタイアしたピアストリは、比較的落ち着いた様子だった。

「スプリントでは僕たちは4番手と5番手だったので、どちらにしても、特に気にしてはいません。もちろん、最も大切なのは、こうしたことを起こさないことです。僕たちは2人とも、必要な時にはきちんと謝って、気持ちを切り替えることができます」

■翌日の決勝ではピアストリへの支援を申し出

翌10月11日(日)の決勝では、ノリスが無線でピアストリを助ける方法はないかとチームに相談した。ノリスは4位、ピアストリは5位でレースを終えた。

ステラ代表はノリスの申し出を評価し、個人よりもチームの利益を優先する姿勢を今後も求める考えを示している。


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